みなさん、こんにちは、佐川です。
[一ノ瀬さんwrote:1981]
> > 犯罪白書のような、客観的な統計データを見る限り、少なくとも殺人事
> > 件に限って言えば、少年犯罪は増えていません。
そうなんです。
マスコミは過去30近くにわたって“激増する少年犯罪”といい続け
てきたわけですが、実際は減少していたんです。
でも、ここ数年は増加傾向になっているようです。
http://www2.pref.shimane.jp/police/ac/syounentoukei/hyou9.html
↑の統計を見ると、平成8年以降の少年犯罪は増加しています。
ですが、例えば、同じ粗暴犯でも、戦後間もない社会全体が貧しい
50ー60年代と豊かな現在とでは、すこし内容が違うのではないか
と考えられます。今だったら暴力事件になることでも、昔だったらうや
むやにされて、被害者が泣き寝入りしていたことの方が多いかもし
れませんし。
#事件として認知されなれない“暗数”をどの程度に見積もるかで、
#統計の読み方がずいぶん変わると思います。
別の場所で、少年犯罪の増加について異見の交換をしていたので
すが、私と相手の人とでは、この統計の読み方でまるっきり反対の
解釈になっています。
私は、『いつの時代にも犯罪はあって、増えたり減ったりするもの』
という醒めた味方をしています。
[大塚さんwrote:1984]
> 例えば昭和一桁とか、団塊とか1960年代生まれといった各々
> の世代の
> 中では青年期に殺人を犯す確率が最高になるという傾向は共通している
> そうです。しかし、そのピーク時の率が昭和10年代生まれを最大として
> 年々減少傾向にあるために上記のようになったということです。
この世代の人は、自殺率も高いようですね。
これからは、この世代の人が老人となっていきますので、老人の自殺の
増加が予想されます。
[大塚さんwrote]
> 喧伝される「多発する少年の凶悪犯罪」を受けて、教育改革国民会議
> などにも提言が求められると思いますが、委員の方々には雰囲気に流さ
> れず「自分たちの世代の方が人殺しを多く出している」という冷静な認
> 識を持って審議してもらいたいと思います。
少年犯罪が話題になるたびいつも不思議に思ってきたのが、↑このこと
なんです。自分たちが少年だったころの方が犯罪が多かったことに対して
何でそんなに無関心でいられるのだろうか?と。
#この世代の犯罪は、何でもかんでも「貧困が原因」だと言われるの
#ですが、本当ですかね?
佐川でした。
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