葛貫さん、ご返事ありがとうございます。
須賀です。
葛貫さん:
> 可笑しくて、ついこのような書き方をしてしまいました。
> 多様性の問題に取り組んでいらっしゃる方に対して、失礼な言い方でした。
> お赦し下さい。
ごめんなさい、こちらこそ書き方がわるかったみたいです。
お子様のおっしゃるようなことにめくじらを立てるようなつもり
じゃありませんでした。お気づかいありがとうございます。
僕自身、帰化生物の話をしていて、それって国粋主義じゃないのか?
といった意味のするどいスルドイつっこみをうけて一瞬返答に困った
経験があります。そういうとき、自分だけがわかっていても意味が
ないので、相手の方にもわかってもらえる説明の仕方が必要だなと
感じます。そんなわけで、葛貫さんにつっこみを入れたいと思ったの
ではなくて、自分の課題に挑戦する意味でみなさんに説明してみよう
と思ったのでした。(まだまだですね)
須賀:
> >「日本に外国の生物が入ってくる」ことがいけないのではなくて、
> >もともとの自然環境で生物間に成り立っていた微妙な関係が大きく
> >撹乱されることが問題なわけですよね。
葛貫さん:
> はい。子供達に上手に伝えることができるといいのですが・・・・・。
生態学会では、学校教育のなかに生態学的なものの見方の教育を
どのようにとりいれるようはたらきかけていくか、といった問題
が話題になっています。もちろん環境問題は生態学だけの問題で
はありませんし、生態学という学問分野をふりかざすような格好
になってはかえってよくないかもしれませんが、生態学的な視点
をほとんどもたずに環境教育や環境運動がすすんでいくことにも
心配があります。このあたりのこと、どんなふうに考えたらいい
のでしょうね。
Takeshi SUKA
Nagano Nature Conservation Research Institute (NACRI)
E-mail: suka@nacri.pref.nagano.jp
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