[BlueSky: 1846] Re:1844 帰化植物


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Mon, 24 Apr 2000 11:24:54 +0900

こんにちは、葛貫です。

中澤さん:
>帰化植物ということをどう語るか>というところで悩んでしまいます。
>変に教えると偏見を植え付けることになるし。

学生のころ生物学の実習で、セイヨウタンポポとカントウタンポポの
分布から生態系へのヒトの影響を見ようという「タンポポ調査」という
ものがありました。丁度今ごろの季節、担当になった五日市の農村を
見かけたタンポポの種類を地図に記入しながら歩いたことがあります。
子供達には、その時の話をしています。
高校、中学、小学校へ通っている4人の子供の反応をみて、「へ〜、
国粋主義者っぽいところがあるんだ。」とか、「いやに醒めてるね。」
とか、「まあ、そんなもんだろう。」とか思いつつ、この反応は年齢(知
識や経験)の差だろうか、性格の違いだろうかと不思議に思います。
私は奇麗な花が咲いているものに目が行ってしまうのですが、夫は
食べられるものを素早く見つけるので、それも面白いなと思います。

偏見と言うと、オオバコは人に踏まれるところでも生きて行ける植物だ
と教えられることがあるようです。
確かに、オオバコは踏まれることに関しては強いかもしれない。
でも、好き好んで踏まれるところに生えているわけではなく、心地好く(?)
生えられるところでは、他の植物との競争に勝つことができないから、
踏まれる所でしか残れないのかもしれない、という視点も持ってほしいな
と思います。




▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。