[BlueSky: 1829] Re:1828 浄水器


[From] "Katsumi Tamaoku" [Date] Thu, 20 Apr 2000 17:19:11 +0900




左巻さん、田嶋さん、みなさん

    玉奥です。

左巻さんwrote:

>ここで注意すべきは、「水のクラスターが小さい」ということで、「水がおいしい

>「健康によい水」ということは、インチキな説明だということです。これは、磁化

>に限らず、「この水は本当に健康によいか」を考えるときの着目すべき事柄に
>なります。怪しげな水ほど、「水のクラスターは小さいとおいしい、健康によい」
>という説明にすがるからです。

「水のクラスターが小さいからいい」ということはよく聞く話ですね。
証拠はNMR測定で小さくなっている、との説明ですが、飲む水の話
ですから、それが小さいかどうかですよね。

水の分子量は18ですが沸点は100℃です。水の酸素を硫黄に変えた
硫化水素は分子量34で沸点は-60℃、分子量100のノルマルヘプタン
の沸点は98.4℃で、ノルマルプロピルアルコールは分子量60で97.2℃
の沸点です。
分子量だけから言えば、4個ないし6個の水分子が固まって動いている
とも考えられます。だからクラスターが小さい方が色々な作用をしやすい、
と言って売り込むのですけど、一番簡単な沸点を普通の水と比較すれば
すぐに違いがわかります。クラスターが小さければ沸点は低くなる筈です
から。沸点に差がなければ作用にも差は無い、と言うことになります。
NMR測定のような強大fな磁場ではクラスターは小さくなっていても、
磁場を除けば、すぐに元の水集団になるのではないでしょうか。

磁化水、私も信じません。  では    玉奥克巳



▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。