[BlueSky: 1808] Re:1771  


[From] yuichiro komiya [Date] Tue, 18 Apr 2000 19:35:31 +0900

こんにちは、長縄さん。小宮です。


> 昆虫談義が盛んなようですが、同じ虫でもクロレラの話です。
> 秩父に父子2代にわたってクロレラを研究している人がいます。(秩父水生生物研

> 所)
> クロレラは蛋白質含有率が50%、単位面積当りの蛋白質生産速度が、100倍と

> う特性をもっています。
> ここでは豚のし尿処理に光合成菌を使い培養液をつくってクロレラを大量に増殖さ

> る。クロレラは豚の飼料になる、つまり完全循環型の畜産で、飼料費は2,3割も

> く、病気が少ないので薬代も不要だそうです。すでに黒豚を生産し生協などに出荷

> ています。
> 以前はクロレラの発生過程でミジンコに食われてしまうという難点があったのです
> が、これも解決したとか。
> エネルギー源のほとんどを太陽光としていること、質のよい飼料を自家生産できる

> となどメリットは大きいと思います。
> 応用範囲は広く、クロレラからミジンコを増殖させて養殖魚介類の飼料もできる、

> 程で発生するメタンでガス発電もできる、人間様が直接食べる食糧生産も夢ではな

> そうです。
> クロレラの栄養剤はずいぶん出ていますが、どんなもんでしょうかね。

クロレラで畜産の研究をされているとは知りませんでした。いろいろ効用も大きそう
ですね。
植物タンパク源ということで健康にもよさそうだし(クロレラって確か植物ですよね
?)。

一番の問題はコストのような気がするのですが、クロレラってそんなに安く生産でき
るんでしょ
うか。健康食品として売られている値段を見たら、とても飼料には使えないと思われ
るのです
が、あれは単に健康食品だから値段が高いだけで、実際の生産コストはもっと安いん
でしょう
か。そうだったら、そういう循環型の畜産をする所が増えて、クロレラも安く市場に
出回るよう
になればいいですね。人間の重要なタンパク源としても活躍しそうです。個人的には
栄養価の
面からスピルリナなんかも未来の植物タンパク源として使えないかな、と思います。


▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。