[BlueSky: 180] Re:160 緑のありがたみ


[From] suka@nacri.pref.nagano.jp (SUKA, Takeshi) [Date] Mon, 26 Jul 1999 15:17:35 +0900

須賀です。

大塚さん【160】
>  歩いていておもしろい体験をしました。風が「涼風」の時と「高湿の
> 熱風」の時とがあるのです。涼風はインド大使館の近くで皇居の森から
> 吹いてきた風と、職場近くの小さな公園の木々の間からの風です。
>
>  アスファルトやコンクリートだと少々の雨では温度が下がらずにひた
> すら蒸し暑い熱風の元になるのに対し、同じ条件でも木立の温度は下が
> るのですね。

雨降りのときの「緑のありがたみ」の話ときいて、てっきり樹の下で
雨宿りをする話かと思いました。こんな「高度」な話だったとは。
やっぱり東京と長野では目のむくところがちがいますね。

わたしは虫の調査と称して信州の野山をあるきまわっています。ML
への投書がとぎれとぎれなのもそのせいです。

今年はよく安曇野(松本市の北、大糸線沿いの北アルプスのふもと)の
水田地帯に行きます。梅雨の末期には天気がかわりやすく、晴れている
と思っていてもくもりはじめ、土砂降りになったりします。けれども、
そんなに長くふりつづかないことも多く、20分くらいでやんでしまった
りすることもあります。一応リュックサックのなかには合羽をいれてある
のですが、この蒸し暑いシーズン、なるべくなら着たくないです。そこで
樹の下で雨宿り。まるでそのために切らずにのこされているかのような
雨宿りにぴったりの樹があります。今年の夏はもう3本の樹のお世話に
なりました。

考えてみれば、都会ではビルの中とか、屋根のあるところはいっぱい
ありますね。わたしは大阪出身なのですが、東京の街のなかで樹の下
で雨宿りするところを想像してしまうとは、もうシティーボーイとは
いえない存在になってしまったということなのかな。

Takeshi SUKA
Nagano Nature Conservation Research Institute (NACRI)
E-mail: suka@nacri.pref.nagano.jp



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