[BlueSky: 1777] Re:1775 捕鯨


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sun, 16 Apr 2000 20:26:15 +0900

こんにちは、葛貫です。

>生物の大きさについて魚類のことをご指摘ですが、魚は生きている限り大きくなる
>と聞いたことが有ります。真偽は確かめてませんが、構造強度と重力は密接です。
>先日の陸に上がったクジラはそれを考える好材料ですね。

浮力の影響でしょうか。
巨大なクラゲとかイカとかが、時々捕まることがあるようです。

育って行く過程には、それだけの時間と物・エネルギーがかかっているわけで、
投与する餌の量、生残率、維持管理コスト、回転率、可食部と廃棄する部分と
比率等も考え合わせると、同じ有効な重量を、多数の小さな個体で得るのと、
小数の大きな個体で得るのと、どちらが有利なのかな?と思います。

>爆弾発言かも知れませんが、あれは見つけ次第食べるべきでしたね。筋肉がつぶれ
>た野生動物が自然に帰れる可能性は最初からわかっていたはずだ。人情はわかるが、
>一説では捨ててしまったというでは無いですか?もったいない(和歌山出身)


私も食べた方がよかったと思うのですが、丁度、農水省が4月20日のワシントン条
約締約国会議の終了に向けて、商業捕鯨解禁に向けた国際世論づくりをしようと
している時期と重なったので、過激な保護団体の反応を怖れて、焼却処分を望む
ということになったのでは、と思います。

4月14日の朝日新聞の夕刊に、
「ノルウェーが捕獲し日本への輸出再開を目指しているミンククジラの脂身に日本
の厚生省が定めた暫定的規制値0.5ppmの最高40倍以上、平均8倍弱のPCBの
他、DDT等の有害物質が高濃度で検出された。ノルウェーのNGOは「自分達が食
べない危険な脂身を日本の人達に売ることは倫理的に許されない。」と言ったのに
対し、日本の捕鯨類研究所の理事長は、国民一人当りの鯨肉の年間消費量が
約30gと少ないこと等から、年間摂取量としては問題ないとの見方を示している。」
という記事も載っていました。

クジラに関しては、難しい問題が、いろいろあるようです。


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