[BlueSky: 1760] 食用昆虫の開発とその一例(フィクション)


[From] "Takashi Goto" [Date] Thu, 13 Apr 2000 21:00:58 +0900

こんばんは。「ごとうむし」こと後藤です。

須賀さんによれば、塩味でクリーミーな舌触りで一部のヤングに
好評だとか(1666)。光栄ですが、炒められるのはごめんです。

さて、ずっと「昆虫食」の話題の異様な盛りあがりぶりを見ていて、
「いつ終わるんだろう?」(笑)と思いつつ、一つの考えが生まれま
した。以下フィクションかつ社会批判に基づく空想でして、ぼくの
趣味趣向ではないことをご了承ください。

小宮さんの「昆虫の養殖」に近いんですが、近い未来に、遺伝子
組換えによる「食用昆虫」が開発されるのでは、というものです。
要は、見た目や色、動きなどが気になるわけですから、次のような
虫なら、女性の方からお子様、お年寄りまで誰でも食べられます。

 ■辛味目の食用昆虫の例

 ・原種:バッタ・イナゴなど
 ・寿命(賞味期限):約1月です。
 ・生殖機能:ありません。勝手に増殖して生態系を破壊しないた
  めです。    (ウソ。いくらでも増やせると売れなくなるから)。
 ・食事:食物繊維、古紙などです。リサイクルに貢献します。
  漂白剤などの化学物質は全ては羽根に蓄積されるので、召し
  上がる前にちぎって「棄てて」ください。焼却等に伴なう有害物
  質の生成に製造者及び販売者は一切責任を持ちません。
 ・排泄:乾燥系の糞を一日数回しますが、衣服やお部屋を汚しま
  せん。普通ごみとして棄てられます。
 ・外見・色:佃煮色でてかてかしていて食欲をそそります。
 ・匂い:甘辛系でこれも食欲をそそります。 
 ・活動形態:動きはのろく、機械的ですから、食べる時に思い出した
  り、情が移ったりしにくいことが特徴です。
 ・栄養価:ビタミン・カルシウムなどが豊富に固定・含有され、
  寿命期間内は食餌の多寡にかかわらず高い栄養価を保持。
  種類によって、含有する栄養バランスが異なり、補給食とし
  ても有効です。
 ・脚:機能は果たさず、ボリュームはあります。美味です。
 ・歯、爪など:食餌用の臼歯以外は一切ありません。
 ・乾燥すると長期保存が可能です。
 ・人間の消化液ですぐ溶けます。
 ・鳴きません。

このほか、カイガラムシを改造した甘味目の食用昆虫として、チョ
コボール型や桜餅風などがあり、大きさもさまざまで集合体もあ
ります(トッピング?)。

・・・こういうの絶対でてきますね。生物農薬とか作ってる企業がア
ブナイ。つくらせないようにウォッチしなければ。

では、世紀末SF風の悪趣味なレシピ、ではなく一席でした。

∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽
後 藤   隆 [ Takashi Goto ]
[mailto:takapi-@sf6.so-net.ne.jp]
∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽・∽
 




▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。