[BlueSky: 1704] 知らない間に共犯者?


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sun, 9 Apr 2000 14:56:02 +0900

こんにちは、葛貫です。

桜が満開です。近所では、梨の白い花が咲き始めました。
今日は春祭りで、窓を開けているとお囃子の音が聞こえてきます。
このようなのどかさとは不釣り合いな話題なのですが、
「西オーストラリア(WA)州と北部準州(NT)における先住民土地権を認める
という98年11月の連邦裁判決が2日、控訴審で覆された。アボリジニは今後、
該当地域での鉱物・石油所有権を主張できないことになる。 」
という内容の「【オーストラリア】先住民土地権の判決一転、アボリジニに資
源所有権認めず ( NNA )」という記事を【1478】で紹介したのですが、最近、
読んだMMによると、この背景には、日本も無関係ではないようです。

豪州ウラン開発問題と日本の関わり
http://www.kyoto-seika.ac.jp/newdi/kankyo/maga/magazin40.htm
http://www.kyoto-seika.ac.jp/newdi/kankyo/maga/magazin41.htm

企業側に言わせれば、温暖化の緩和には原子力発電を、ということになるの
かも知れませんが、ウラン鉱採掘、放射性廃棄物の管理・処理の問題を考え
併せると、環境負荷はどちらの方が大きいのかな、と思います。
また、「お客様に必要な電力を供給するため」という言い方をされてしまうと、
電気を使っている人は、共犯者ということになってしまうのでしょうか。

自然エネルギーや、廃棄物から得たメタン、メタノール等を利用した発電技術
の開発が促進されるのを願います。規制緩和により、石油、ガス会社の電力
業界への参入が始まっています。まだ、一般家庭には選択権がありませんが、
「何によって得た電力なのか」を選んで購入できるようになったらいいなと思い
ます。




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