[BlueSky: 1699] 中山間地農業 農薬空中散布


[From] "Hiroyuki Sagawa" [Date] Sat, 8 Apr 2000 22:26:12 +0900

みなさん、こんにちは、佐川です。


【佐川】
> >日本人初の宇宙飛行をした、元TBSの秋山さんは、現在福島県で自然
> >農法にチャレンジしておりますが、その秋山さんが書いた本の中で農村
> >の実態を報告しています。要するに、自分の意志で積極的に有機農法
> >などにチャレンジするような人は、差別的な扱いを受けるんです。

【澤口さんwrote】
> 秋山さんにしては立地のリサーチが足りなかった。福島は会津っぽの
> 本場、白虎隊を郷土の誇りにしている土地柄です。改革派は敵。
> 有機農法って周囲を巻き込むスキルがないとたいていだめなんですよ。
> 病害虫や雑草は田畑の所有者を区別しませんから。

秋山豊寛さんは、福島県は阿武隈鍾乳洞のある滝根町で有機栽培や低農薬
栽培で農業を営む人たちとサークルを作って、積極的に環境保全型農業に
チャレンジしています。≪ちなみに、私はここから50km南に住んでいます≫

その秋山さんが、農薬の空中散布をめぐって奮闘しております。

低農薬栽培をしている水田に誤って農薬を空中散布されたとして、地元の
農家が町に対して損害賠償を求めています。
県の指針では一度農薬を撒布すると3年間は減農薬有機米として販売でき
ないために、損害を被ったとして町に対して慰謝料を請求したのです。
 
#この農家は、「賠償金が目的ではない。水を汚染する農薬の空中散布
#は、環境保全型農業に反する」と主張しています。

その主張に賛同する秋山さんは、県内の環境保全型農法を試行する農家
たちで、この農家を支援する会を設立することになったわけです。

 #有機栽培農家は浮いた存在になりがちなので、半ば嫌がらせ
 #として農薬をまかれたのではないかと推測(邪推?)します。


佐川でした。


▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。