[BlueSky: 1632] Re:1622 農林業の経験


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Mon, 3 Apr 2000 18:24:24 +0900

こんにちは、葛貫です。

邑瀬さん:

>小中学校の授業の一環として一定期間農業をさせるというのはどうでしょうか。
>子供のうちから物づくりの現場を体験することは、「物を大切にする」という
>基本的な意識を植え付ける教育的な意味でも重要に思います。

我が家の子供達が通っている小学校では、学校の近所の農家の方が、田んぼ
を貸して下さり、それぞれの学年にあった農作業をして、6年間で一通り米作り
の過程を経験できるようにして下さっています。やはり、自分達が手間ひまか
けて、育てた経験があると、ものを見る目が変わってくるように思われます。
住んでいる所が、都心から1時間半ほどの農地と新興住宅地が混在するような
所だからできることなのかもしれませんが、新しく導入される総合学習の時間を
使って、いろいろなことができるのではと思います。

>大学で授業の単位として農業を認めるというのも手でしょうか。
>少なくとも農学部の学生は全員、農林業にある期間は従事すべきでしょう。遺
>伝子工学が主流になって、肝心の「実学」を忘れがちになっています。「木を
>見て森を見ず」ですね。しかも、(全員とは言いませんが)大学生はけっこう
>暇です。農学部はほとんどの国立大学にあるので、かなりの労働力になります。

私も農学部出身ですが、自然保護協会の関係でニホンカモシカの食害防除の
ために木の苗にネットをかけるボランティアに関っている友人が沢山いました。
夏休みに、農家や畜産家にホームステイして、現場を体験した人もいました。
【142】に書きましたように、私は知床で行われた自然教室のリーダー(?)をした
ことがあるのですが、放棄された農地の変遷を目の当たりにし、その場を見たり、
調査することで、変化して行く子供達の様子を見ることができたことは、貴重な
経験でした。他にも、いろいろな活動をしている所、ボランティアを募集している
所があるように思われます。
そのような活動も単位として認めてもらえるようになるといいですね。

別の話になってしまいますが、何故、ラーメンは、これほどヒットしたのでしょう?
インスタント麺だったら作る時間がかからない、流し込むように食べるのだから、
食べるのにも時間がかからない。
その浮かした時間を何に使っているのか、と思うと???です。
歩きながら飲めるようにペットボトル入りのビールがでるとか。
ビールくらい、座って、仲間とおしゃべりしながら、ゆっくり飲んだら、と思うので
すが・・・・・。



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