[BlueSky: 1625] Re:1622 中山間地農業


[From] "gentarou naganawa" [Date] Sun, 2 Apr 2000 21:55:20 +0900

長縄です。

> 邑瀬さんがいいました。
> 国内の食糧が本当に危機的になれば、中山間地の農業も成り立つのではと思い
> ます。問題は、「いざ使いたいときに農地が荒れていて使い物にならない」こ
> とを避けるために、どうやって今のうちから「温存」しておくかということで
> すね。
>
> 長縄さん:
> >  私は地域の首長に機会をとらえては「温存」を進言しています。例えばド
> > イツの市民農園のように都会の住民に農地を開放(貸与)できないかというこ
> > とです。
>
> 小中学校の授業の一環として一定期間農業をさせるというのはどうでしょうか。
> 子供のうちから物づくりの現場を体験することは、「物を大切にする」という
> 基本的な意識を植え付ける教育的な意味でも重要に思います。隣の国のような
> 「兵役の義務」が無い代わりに、「農業の義務」をある年齢で負わせることす
> ら、食糧のことを本気で考えるのであればやむを得ないのかも知れません。そ
> うならないためにも、教育の一部として農林業を推進できればと思います。大
> 学で授業の単位として農業を認めるというのも手でしょうか。
>
> > もちろんこれだけで解決できるわけではなく、例えばトンボ公園やホタル池
> > などなど、色々アイデアを持ち寄る必要があります。
>
> 「公園」も都市にあるような造園中心のものにならないのであれば賛成です。
> 維持管理も大変ですし、なにより「見せかけ」ではない「本質的な」自然を都
> 会人にも教育するようなものであって欲しいと思います。

 中山間地の農地を守るために、市民農園やトンボ公園の話をしましたが、本当はわ
ずかな力しか持ち得ないと思います。
 もっと広い意味で国土を保全するための喫緊事(農業、林業、ごみ処理 etc)
に対処して、国家が強力な組織動員をすべきと考えます。
 私の狭い知見では、ドイツの徴兵忌避する青年たちには、一定期間福祉施設などで
奉仕する義務が課せられているそうです。またアメリカでは、大学進学に当たって、
公共的なサービスにボランティアとして参加した経験が評価の対象になっているそう
です。
 世界で、徴兵制度をもたない国は極めて稀で、日本はその最たるものです。徴兵制
度のかわりというわけではないが、「青年期の一定期間、国のために働く」ことを制
度化できないか。日本の軍国主義や中国の文革時代の下放運動を連想して、反対する
人も多いだろうと思います。それを説得して実現するには、政治の強力なリーダー
シップが必要です。全国的な動きにするのを促す方法として、都道府県レベルの自治
体が地元の国立大学と提携するというアイデア・・・、まさに石原的ですが。

 今日の朝日新聞に「フリーター」の記事が大きく出ていました。あんな様子をみる
につけ、このような制度が「若衆宿」のような人生に対する態度を学ぶ機会なるので
はないかと思います。

サブジェクトがだいぶ飛躍しましたが、ではまた。
念の為、私は右翼ではありません。


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