[BlueSky: 1624] Re:1622 中山間地農業


[From] "gentarou naganawa" [Date] Sun, 2 Apr 2000 21:05:56 +0900


長縄です。

邑瀬さんが言いました。
> 国内の食糧が本当に危機的になれば、中山間地の農業も成り立つのではと思い
> ます。問題は、「いざ使いたいときに農地が荒れていて使い物にならない」こ
> とを避けるために、どうやって今のうちから「温存」しておくかということで
> すね。
>
>
> 小中学校の授業の一環として一定期間農業をさせるというのはどうでしょうか。
> 子供のうちから物づくりの現場を体験することは、「物を大切にする」という
> 基本的な意識を植え付ける教育的な意味でも重要に思います。隣の国のような
> 「兵役の義務」が無い代わりに、「農業の義務」をある年齢で負わせることす
> ら、食糧のことを本気で考えるのであればやむを得ないのかも知れません。そ
> うならないためにも、教育の一部として農林業を推進できればと思います。大
> 学で授業の単位として農業を認めるというのも手でしょうか。
>
 中山間地の農地を守るために、市民農園やトンボ公園の話をしましたが、本当はこ
れらのことはわずかな力しか持ち得ないのです。
 もっと広い意味で国土を保全するための喫緊事(農業、林業、ごみ処理etc)に
対処して、国家が強力な組織動員をすべきと考えます。
 私の狭い知見では、ドイツの徴兵忌避する青年たちには、一定期間福祉施設などで
奉仕する義務が課せられいます。またアメリカでは、大学進学にあたって公共サービ
スにボランティアとして参加した経験が評価の対象になるそうです。
 世界で徴兵制度をもたない国は極めてまれで、日本はその最たるものです。徴兵制
度のかわりというわけではないが、「青年期の一定期間、国家社会のために働く」こ
とを制度化できないか。
 日本の軍国主義や、中国の文革時代の下放運動などを連想して、反対する人は多い
だろうと思いますが、それを説得して実現するには政治の強力なリーダーシップが必
要です。あるいは全国的な広がりを促す方法として都道府県レベルの自治体が、地元
の国立大学と提携する、まさに石原的手法ですが。
 今朝の朝日新聞に「フリーター」の記事が大きく出ていました。あのような様子を
みるにつけ、こういう制度が「若衆宿」のような人生に対する態度を学ぶ機会になる
のではないかと考えます。

 ではまた。      私は右翼ではありません。念の為。



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