一ノ瀬(尼崎市)です。
葛貫さん、コメント有り難うございます。
返事が遅れて申し訳ありません。
葛貫さん<
現在の「科学」の範囲では、未知、未確定の要素が多過ぎて、「適正な評価」
をどう定義したらいいのかわからないというのが、実態なのではないでしょうか。
良心的な学者だったら・・・・・・・学者の言い分だから、正しいんだろう、と
仮説を疑わない一般市民の単純さに、危うさを感じます。
>
「現在の」と言わず、科学が導く結論というのは、未来永劫、常に不完全なもの
でしかありえません。「(100%信頼の置ける)適正な評価」などというもの
が出てきたら、それは科学ではなく、信仰といえるでしょう。
私達は、常に不完全な情報しか手にすることが出来ず、その制約の元で判断を
下すべく宿命づけられています。しかも、「情報が不完全だから、当面、判断は
保留」したからと言って、安全を手に出来るわけではありません。
なぜなら、従来型の非GM食品の安全性も、「科学」によって保証されたもの
だからです。
”残留農薬の濃度**ppm以下”といった基準が定められていますが、それは、葛貫
さんが疑うところの「現在の科学」の産物です。
にもかかわらず、葛貫さんは、従来型農産物については、どういう訳か、”何
のリスクもない”という前提に立っておられるようです。
これはおかしい。
我々の知識は不完全である、という前提に立てば、GMと非GMについて、リ
スクを相対比較して、「よりリスクが少ない様に見える」方を選択するという対
処しか、あり得ない筈です。
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葛貫さん<
1485に書いたように、考える材料として、いろいろな立場(政治・経済・主義)
からの調査・研究の結果を突き合わせて見られたらと思っています。
>
既に書いたように、GMに反対する立場からの”危険論”については、私が
見聞きした範囲では、合理性を見出し得ていません。その質の低さに、がっ
かりさせられた、と言っても過言ではありません。
具体的に、葛貫さんが推奨する研究結果、とはどの様なものなのでしょうか?
ご紹介いただければ幸いです。
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葛貫さん<
混乱を避けるため取る手段は、食料の増産しかないのでしょうか。
>
私は「GM作物の安全性について、科学的な評価と、政治・経済的な事柄とは、
分けて論じるべきだ」と主張してきました。その線で言えば、別個議論すべき課
題だと思います。
なお先の発言で、”グロテスク云々”のコメントをしてしまいましたが、私に
とっての論点から外れた、不要な発言でした。
今更ですが、あの部分はお忘れになって下さい。
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