一ノ瀬(尼崎市)です。
須賀さん<
「遺伝子組み換え生物の輸出入規制をつよくもとめた多くの途上国は、
どのような政治的利害関係にもとづいてそのような立場をとるに至った
と理解すればよいのか?」・・・・
・・何らかのお考えをもっておられるのではないかと思ったのです。
>
EUや米国については、先進国でもあり、たまたま最低限の知識と注
目は維持していました。
が、発展途上国にまで対象を広げられると、正直、私の能力を遙かに
超えます。
敢えて、無責任な想像と憶測を述べるとするならば、
<
1)食糧の増産よりも、分配の不平等をなくすことの方が重要である。
2)多国籍農業資本による発展途上国の農民の支配につながる可能性
がある。
3)輸出国でおこなわれる安全性の科学的評価の公平性に疑問がある。
4)途上国には輸入国として独自に安全性の科学的評価ができるだけ
の体制がない。
>
の内の、2)に近い意見になります。(もうどなたかが、指摘してお
られるかも知れませんが)
農産物における遺伝子工学というのは、とにかく、莫大な知識の蓄
積と、資本と、原種の集積がなければ展開できない技術であって、ま
ともにこれが出来るのは、先進国の中の更に一握りの国に限られます。
GM作物が当たり前のように利用されることとなると、工業分野だ
けでなく、農業分野においても先進国の優位が一層際だち、発展途上
国との間に、超えがたい格差が定着してしまう恐れがあります。
この格差は、”先進国との蓄積の差”に原因があるので、多国籍農
業資本の規制を行ったとしても、解決させられません。
確かに、発展途上国側にしてみれば、受け入れ難い状況といえます。
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須賀さん<
もっとも、どのような文脈のつながりからこうしたご意見をここでさ
だれたのかはあまりよく理解できなかったのですが・・・。
>
失礼しました。
私は、”GM農産物の安全性”を議論しているつもりだったので、
科学的データに基づいて自分で判断せずに、「**国は反対している
から、やっぱりGMは危険なんだろう」などと主張するのはおかしい、
と、指摘したかったのです。須賀さんの意見を誤解していました。
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