はじめまして。山崎と申します。
MLに投稿させていただくのはこれが生まれてはじめてです。
しばらくのあいだBlueSkyの長縄が回るのを、いつ入ろーかと
タイミングを計っていましたが、僕には少し速くて躊躇していました。
今日は思いきって飛び込んでみますが、多分引っかかってしまうと
思いますので、ご指導の程、よろしくお願いします。
私は、現在1年間の交換留学でアメリカのモンタナ州で環境科学を学んでいます。
ちなみに、環境問題に付いてまったくの素人です。
そこで「持続可能な農業とコミュニティー」的な授業で、農業体験の研修をはじめた
ところです。簡単に説明させていただくと、この授業は週1時間程度の座学と
週6時間程度の研修に別れており、研修では堆肥づくりなどから有機農業を
体験しながら学ぶものです。
ところで、だいぶ前に農作物の遺伝子操作の問題が議論にのぼっていました。
授業は、もちろん、遺伝子操作には絶対反対の立場なのですが、この賛否に
付いては、かなり科学的専門的な議論になり、僕には何が正しいか何を信じれば
良いのかよくわからなくなりました。授業に出ていると、「反対反対」といつもいっ
て
いるので、僕は単純に「ああ、そうなのかー。」と思ってしまいがちです。
参考までに、授業で紹介されたHP(英語)「なぜ遺伝子操作が良くないのか」で
す。
Physicians and Scientists for Responsible Application of Science and
Technology
http://www.psrast.org/
まだ、始まったばかりですが、僕なりに授業を誤解を恐れずに一言で解釈すると、
「自然の状態でないものは悪である。」になります。僕も基本的にそう思います。
問題が起こるのは人間が自然の状態ではないからです。逆に、人間が
増えすぎて淘汰されたら、それもまた自然の状態であるとも言えます。
科学は絶対に危険であることは証明できても、絶対に安全であることは証明できない
のです。
これは哲学的な問いになります。以前の「科学技術と社会」のあたりでも議論されて
いますが、この問いに対して、”一般的に”、日本ではどのような価値観があるので
しょうか。
「自然の状態でないものは悪である。」でしょうか、それとも、「危険だと証明され
ないものは
安全」なのでしょうか。
また、BlueSkyの皆さんはどう考えられますか?
また、
yuichiroさんの1271 (どなたか皆さんのような引用の仕方を教えていだだけま
せんか)
<ここから引用>
ー日本は自給のために GM 作物を推進しようとしているー
食料自給率が低い日本にとっては、海外に依存してしまわないためにも、バイオ
技術の開発には力をいれる必要があるのかもしれません。もちろん、だからと
いって遺伝子組み替えには生態系に大きな影響を与える、という側面があること
も事実だと思います。従来の交配を含んだ、高品質育種技術が、多数の植物種を
絶滅させ、生物多様性を失わさせている、という記事もどこかで読みました。
欧州や発展途上国でも強い規制を望む声がありますし、しっかりとした環境への
評価は続けていってほしいと思います。
<引用終り>
一方で、食糧問題があり、それは同時に国の保障問題でもあり、バイオ技術を用いる
こと
もやむをえないのかもしれません。しかし、僕にはそのリスクはとてつもなく大きな
ものに
「感じられ」ます。日本では科学的また政治的には”一般的に”どのような議論に
なっている
のでしょうか。また、皆さんはどうお考えですか?
以上、一度過ぎてしまった感がありますが、始まったばかりの授業に広がりを持たせ
たく、
投稿する次第です。どなたかひっかけてください。よろしくお願いします。
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Be whatever you want to be, but always be you.
Tetsuo Yamazaki
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