[BlueSky: 1369] Re:1367 雇用対策としての可動堰


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Thu, 3 Feb 2000 11:29:13 +0900

こんにちは、葛貫です。

一ノ瀬さん:
>その後の発言を読む限り、吉野川可動堰の問
>題に関する限り”枝葉”として切り捨てる立場を固められたように思いま
>す。

現実を見る限り、切り捨てられるはずがない、と思っています。
切り捨てられないから、現実的な代替案を、と申し上げているのです。
一ノ瀬さんの考えていらっしゃることは1364を拝読して、わかりました。
でも、誰あるいは何処が、その案を実行するのですか?
今、進言したら、国なり、建設省が、実行してくれると思われますか?
変革の必要があることを進言し続けることは大切ですが、それを支持
してくれる基盤をつくらなければ、残念ながら実現されることはないです。
だから、代替案でとりあえず経済システムの安定を図り、その基盤を
つくったらと、提案しているのです。
(その前にシステムが自壊してしまう場合もあるかもしれないけれど。)
私としては、長い目で見ると、基本的なところで、一ノ瀬さんと対立す
ることを言っているとは、思えないのですが・・・・・。

佐川さんの1362の鮮やかで現実的な代替案を拝見して、このような方法
もあるのだと、感心しています。
そういえば、昨年、北海道のある河川の利用について、水源の森林、河畔
林、農業・畜産業・工業等流域の土地利用、治水、内水面・沿岸の水産業等、
いろいろな面から検討するため、農林水産省、建設省、地元の水産試験場
等が共同研究した報告書を読んだな、と思い出しました。
水源から河口・沿岸までの流域全てに与える影響、メリット・リスクを考え
あわせて、河川の管理について考えなければならないですね。

地理的な行政区分は、山や川等が境になっている場合が多いように思われ
るのですが、一つの生態系として考える場合、県や市町村ごとの取り組み、
また、省庁ごとの取り組みというのは、有効でないのかもしれません。
縦割り行政を越えた取り組みも、次第になされるようになってきており、
地道な変化は起こりつつあるということでしょう。
#この報告書を読んでいながら、代替案をと言うだけで、何も具体的に
#思いつかない自分を、ちょっと、情けない、と思いました。
#(自分の中で、科学が技術に結びついていないということなのかな?)

ではでは。




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