[BlueSky: 1362] Re:1359 雇用対策としての可動堰


[From] "Hiroyuki Sagawa" [Date] Tue, 1 Feb 2000 20:42:24 +0900


みなさん、葛貫さん、こんにちは、佐川です。


> 【1352】をご覧戴ければわかりますが、日産の村山工場閉鎖は、一つの会社
> のたった一つの工場の閉鎖が、地元にどれだけの影響を与えるか、という
> 例としてあげました。
> 別に、土建業を擁護し、自動車産業を軽視しているわけではありません。
> 私は、複雑に絡み合い、辛うじてシステムを保っているように見える産業界に、
> できるだけ大きな混乱を起こさずに、公共事業の質をあげる方策がないか考
> えた方が良いのではないか、また、そうでなければ、社会的な支持は得にくい
> だろうと申し上げているだけです。
> では、では。

はい、承知いたしました。
私も、複雑に絡み合っている現実の一側面を申し上げたのです。
しかし、この『複雑』 というのは、本当にやっかいな言葉だなぁ。


>公共事業の質をあげる方策がないか考えた方が良いのではないか

それは、こういう風に理解したらよいのでしょうか?
吉野川流域の水害対策は是非とも必要なものであるが、水害対策には
河口堰よりも堤防の強化や遊水池の確保の方がより有効であり建設費
も安上がりである。
また一方では、吉野川流域の家庭排水の処理率は百%にはほど遠い。
であるなら、吉野川に1000億円の予算が使えるとしたら、河口堰建設
の中止で余ったお金を、流域の水質浄化のために合併浄化槽の整備に
使うべきである。そうすれば、お金は、浄化槽のメーカーや、その施工を
する設備業者にも流れるので、河口堰の建設よりも、経済効果は広範囲
に及ぶだろう。と。
また現在の河川行政は、河口堰は建設省、浄化槽は厚生省、農業用水
は農水省、というように各省庁バラバラであり、一貫性のある流域全体の
対策がしにくい構造があるから無駄が出てくるので、無駄を少なくするに
は河川行政を一本化した方がよい。と。

いかがでしょうか?

佐川でした。






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