[BlueSky: 1336] Re:1335 第十堰は多面的な問題


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Wed, 26 Jan 2000 12:01:26 +0900

こんにちは、葛貫です。

一ノ瀬(尼崎市)さん:
> 公共事業は、意義のある事業であって、はじめて景気回復に寄与します。
> 無駄な公共事業は、過大な軍備と同じで、国の経済活動を圧迫し、中長期
>的に経済を衰退させます。
> 公共事業の資金は、税金の形で国民から巻き上げるか、借金の形で金融市
>場から吸い上げるしかないのですから、巻き上げられたり吸い取られたりし
>た側は、その分だけ金詰まりになって、景気にはマイナスに寄与します。
> そのまま国民に金を持たせておくよりも、有効な使い方をしなければ、公
>共事業を行ったところで、国全体の景気が良くなるわけがありません。

仰しゃる通りです。正論だと思います。
今の不況は、行く先の不安のため、個々人がお金を貯め込んで流さないこ
とが、一因になっているように思われます。
とりあえず、「巻き上げられたり、吸い取られたりした」お金は、そこで止まる
わけではなく、流れるわけですよね。
第十堰の建設には総工費1000億円の予算が取られ、それをあてにして動
き出している企業もあるでしょう。建設だけではなく、機器・資材等の分野ま
で考えると、どれだけの人が関ることになるのかな、と思います。
このままでよいとは思わないのですが、大多数の人は、良い環境は欲しいけ
れど、そのために自分の生活を犠牲にしようという覚悟は持っていない、
現状に不平は言うけれど、自分が急激な変化に直面させられるのはごめんだ、
という現実があるように思われます。
(沖縄でも、結局、お金がものを言いましたよね。)
どうすれば、いいのでしょう?



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