[BlueSky: 1334] Re:1322


[From] Shoot [Date] Wed, 26 Jan 2000 01:19:11 +0900

Shootです。

"Kaz. Yokoyama" <JCE00700@nifty.ne.jp> さんは書きました:
> 和尚です。
>
> > Bt毒素は構成する蛋白質は,アルカリ性で融けて毒性を発揮します。
> > 消化液は胃酸といわれるように,人間を含むほとんどの動物で酸性です。
> > 昆虫の場合でも燐し目(チョウやガ)のみがアルカリ性,あとは酸性です。
> > したがって,知られている限りBt毒素は燐し目にしか効果がありません。

すみません。記憶違いがあったようで,上記最終行については確証がもてません。
少し調べてみます。

> 私実は,前の職場でBt+トウモロコシの環境安全性試験をやってまして,
> 私の担当は土壌微生物生態系への影響だったんですが,安全委員として
> 会議の席で,Btには鞘翅目や半翅目にも聞くのがあると聞いたのですが・・・・
>
> まぁ細菌の名前は最近がらがら変わってますから,Btじゃなくなったの
> かも知れませんね。
>
> http://www.kcn.ne.jp/~azuma/news/July1999/990711.html
>
> アレルゲン効果を問題にしたこういう記事も有りましたが・・・・

なるほど,勉強になります。

> > 通常は新規化学物質が農薬として登録されるまで10億〜30億円程度だったと思い
> > ます。
>
> (株)日本曹達という原体メーカーが中心になって編集した,「新農薬の開発展望」
> と言う本にそう出てましたが,メーカーの言い分ですから吹っ掛けたのでしょうか
> ・・・?IPMに関する総説にそう書いちゃった・・・・やべぇ
> やっぱり本の鵜呑みは良くないですね・・・反省反省

実際のところ農薬の開発費は,私にもはっきりはわかりません。
ただし,農薬の場合には,まったく新しい作用機作を持つものと,既存の農薬に
類似したものを作るのとでは,まったくといって良いほど開発費が異なります。

以前の農薬開発は10年かけて1剤開発すれば,それで食っていけたらしいのですが…。
最近では,世界的に農薬関係会社の統合が進んで,原体開発のスピードが上がっ
ているため,中小メーカーはかなり苦戦しています。
一説には,日本で原体開発が出来るのは,タケダ薬品くらいだろうという話も聞
いたことがあります。

Very Truly Yours
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Shoot
syutaro@dc.mbn.or.jp
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Don't Worry Be Happy.


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