[BlueSky: 1325] Re:1320 吉野川堰住民投票で不在者投票1万人突破!


[From] yuichiro komiya [Date] Mon, 24 Jan 2000 14:27:57 +0900

こんにちは、小宮です。後藤(隆)さん、はじめまして。

後藤(隆)さんwrote;
>  徳島県・吉野川可動堰(ぜき)建設の賛否を問う徳島市
> の住民投票が23日行われる。住民投票は全国で10例
> 目となるが、大型公共事業を対象とするのは初めて。
>  成立の条件となっている「投票資格者(有権者)の2分の
> 1以上の者の投票」に満たない場合は開票されないため、
> 投票率が最大の焦点。投票率が50%以上となれば即日
> 開票される。
>  22日までの不在者投票は、有権者の約5・3%に当たる
> 1万1055人(病院などの受付を含む)となっており、住民
> 投票条例制定の賛否が争点となった昨年4月の徳島市議
> 選(投票率59・67%)での7日間の7961人を大幅に上回
> っている。

今朝の朝日を読みましたが、結果は投票率が54.995%
(当日有権者数20万7284人)で、開票結果は計画反対が
10万2759票、計画賛成は9367票と、反対が90%以
上だったようです。半数の投票がないと開票されない、という
ことから、賛成の方は投票自体をしなかったため、大きく反対
意見に傾いた結果になったようです。

詳しい事情を知らないので、建設の賛否についてもあまりコメ
ントできないのですが、住民投票を行っておきながら有権者の
過半数の投票がないとその開票さえ行わない、というのはあま
りにも住民の意志をないがしろにしているように思えます。
もともと国としては、投票結果がどうであれ建設は行う、と
いう方針のようですし、住民投票といっても、ほんの形だけ、
ということなのでしょうか。まあ、公共事業の是非を住民投票
にかけられるようになっただけでも進歩なのかもしれないです
けど。

一度動き出した大掛かりな公共事業を途中で止めるというのは
確かに難しいことなんでしょうけど、公共事業というのが住民
のために行われるものであることを考えれば、少なくともその
住民の大半が反対しているような公共事業はどんなに大変でも
一度見直し、再検討くらいは行うべきではないのでしょうか?



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