[BlueSky: 1295] Re:1261 遺伝子操作と農薬


[From] can32960@pop07.odn.ne.jp (yuichiro) [Date] Wed, 19 Jan 2000 00:57:24 +0900

こんにちは、小宮です。

Btトウモロコシに関して、次のような記事がありました。

米で殺虫作用ある遺伝子組み換えトウモロコシ栽培に制限 (1/17朝日新聞)
http://www.asahi.com/0117/news/international17008.html

米環境保護局(EPA)がBTトウモロコシの栽培方法を制限すると発表
した、という記事です。。周辺で殺虫剤に耐性を持った昆虫が増えるの
を防ぐため、栽培面積の20―50%を普通のトウモロコシにして緩衝
地帯をつくるよう規制し、耐性を持った昆虫の出現の監視も求めたそう
です。米農家も欧州での反発などにより、作物が売れなくなる不安から、
従来種へ切り替える動きがでているらしいですね。BTトウモロコシは
最近根からも毒素を抽出していることがわかったのですが、その環境に
与える影響を考慮して(大きな影響を与えるかどうかははっきり分かって
いなかったと思いますが)、のことなのでしょうか。

遺伝子組み替え技術は確かに有能な技術ですけど、組み合わせの種類に
よっては周囲の環境や生態系に多大な影響を与えるものもできる可能性
があるでしょう。素人考えですが、とりあえずは遺伝子組み替え技術自
体を全面的に認める/禁止する、と決めつけるのではなく、個々の組み
替えのケースにおいてしっかりと安全性、その他の調査、検証を行い、
環境負荷が大きいと思われる場合においては、何らかの規制を行う、
という方針をとるべきではないでしょうか。問題は、悪い検証結果が
出た場合にそういった規制にきちんとフィードバックされるような
システムになっているか?ということでしょう。そういう意味では
今回の規制は正しい方向だと思います。

日本ではどのように対応するんでしょうね?


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小宮 祐一郎
メールアドレス:can32960@pop07.odn.ne.jp


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