みなさん、 細谷@ドイツさん、こんにちは、佐川です。
《佐川》
> >でも、ヨーロッパの失業率はどの国も10%以上ですよね。失業率が改善
> >して労働力不足になるとは、考えにくいのですが。
《細谷さん》
> 日本でも同じことですが,労働力過剰の職場があり,その一方で3Kで労働力
> 不足に常に悩んでいる職場があるということです。雇用のミスマッチ。
>
> 結局,労働力不足と失業率は次元が違うようです。
なるほど、よく解りました。
となると、「少子化が進むと労働力が不足」する。という問題認識は、は、あまり
意味のないものかもしれませんね。
少子化が止まって、女性がどんどん子供を産んでも、その子供たちが働き始める
のは、20数年後だし、そのときに雇用のミスマッチが改善されているということは
ないでしょうから。
産業構造の転換に伴って、大量の失業者が生み出されますが、ある程度年齢が
高くなってしまうと、今までとは違う分野の仕事に就くのは、非常に厳しいものが
あります(転業に関して一番保守的なのは、実は、研究者・役人なんだよね)。
よく、21世紀は、知識・情報産業の時代だ、なんていう人がいますが、20世紀の
産業と比べると、雇用の吸収力は小さいように思います。
私たちの、労働観も変更をせまられているということでしょうか?
佐川でした。
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