[BlueSky: 1268] Re:1248 少子化問題・人口減少問題


[From] "Hiroyuki Sagawa" [Date] Fri, 14 Jan 2000 15:35:20 +0900

みなさん、細谷さん、和尚さん、こんにちは、佐川です。

《和尚さん》
>和尚です。またまた問題発言してしまって申し訳有りません。
>不愉快な思いをされた方には深くお詫び申し上げます。

私は、全く不愉快なんて思っていません、むしろ丁寧に考える
べき大切な視点だと思っています。

《細谷さん》
> それに,子供を教育するのにとんでもないお金がかかるということ。

確かにそうなのですが、それは、現在の教育制度を前提にすればの話で
『選択・責任・連帯の教育改革*堤清二・橋爪大三郎』(勁草書房)の中で
提案されている「奨学金・奨学ローンの充実化(大学にかかる費用は学生
本人が負担する)」を実施すれば、親の経済的負担は、格段に軽くなり、また、
親の経済力不足のために進学を諦めている生徒にも進学の道を開くことに
なります。
 
 *この本の中で提案されている改革案は、個別・具体的でシステマテ
 *ィックなもので、とても分かりやすいです。文章も平易で読みやすい
 *ので、興味のある方は読んでみてはどうでしょう。


細谷さんにお聞きしたいことがあるのですが。
数年前にTVで見たのですが、ポーランド(デンマーク?どっちか忘れた)
で、お年寄りに支給されていた年金を減額するという政府に対して、ある
一人の老人が、老人の権利を代表する政党を作った。という内容の放送
でした。政府としては、青年層の失業率が10%を常に越えており国家財
政も非常に厳しい現状では、年金を今まで通りに支給できない。というこ
とですが、老人としては、戦争を経験し、現在の豊かな社会の礎を築いた
のは、自分たちだという自負があるので、政府の対応にはとうてい納得
できないわけです。
『地球百億の世紀』の中でもふれられていたのですが、ヨーロッパ・アメリカ
では、老人の利益を追求する政党が誕生していて、世代間の衝突が先鋭化
しつつあるということです。日本では今のところそういう話題はマスコミ上では
あまり聞きませんが、ドイツでは、その辺の事情はどうなのでしょうか?
(暇があって、気が向いたらで結構です。)


佐川でした。


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