細谷@ドイツです。
>確かにそうなのですが、それは、現在の教育制度を前提にすればの話で
>『選択・責任・連帯の教育改革*堤清二・橋爪大三郎』(勁草書房)の中
で
>提案されている「奨学金・奨学ローンの充実化(大学にかかる費用は学生
>本人が負担する)」を実施すれば、親の経済的負担は、格段に軽くなり、
また、
>親の経済力不足のために進学を諦めている生徒にも進学の道を開くことに
>なります。
ドイツに来る前は
育児休暇,保育園,補助金,教育費,・・・etc.
原因をいろいろ考えていました。
でも,ドイツは育児休暇も整っているし,公立なら大学まで無料だし,政府
から補助金は出るし,ベビーカーを轢いている親に対して良い環境が整って
いるし(バスや道路),他人の子を叱れるおじちゃんおばちゃんは健在だ
し,住宅の広さも日本と大して変わらないし,父親も定時帰宅が多くて積極
的に育児に参加してるし,塾に通うような子は殆どいないし,・・・,で,
「何で少子化が進むんだ?????」
になってしまって,どうすれば良いのか分からなくなってしまった,という
ところでしょうか。
>数年前にTVで見たのですが、ポーランド(デンマーク?どっちか忘れた)
>で、お年寄りに支給されていた年金を減額するという政府に対して、ある
>一人の老人が、老人の権利を代表する政党を作った。という内容の放送
>でした。政府としては、青年層の失業率が10%を常に越えており国家財
>政も非常に厳しい現状では、年金を今まで通りに支給できない。というこ
>とですが、老人としては、戦争を経験し、現在の豊かな社会の礎を築いた
>のは、自分たちだという自負があるので、政府の対応にはとうてい納得
>できないわけです。
詳しいことは分かりませんが,数ヶ月ほど前に
「年金の支給開始年齢を○○歳から△△歳に早める。」(年齢は覚えていま
せん)
とういうことを政府が討論していました。
日本は支給開始年齢を遅くしているのに,早くして大丈夫なのか?
と正直思いました。失業率も高いし。
ある一ドイツ人は
「ヨーロッパは子供の数が減っても,アジアやアフリカからどんどん人が
入ってくるから,労働力不足とか楽観視されてるんだよ。衝突はあるけど
さ。」
これが少数派の考えか多数派の考えか,分かりませんけど。
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Teruyo Hosoya(Kobayashi)
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