[BlueSky: 1229] Re:1227 少子化問題・人口減少問題


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Thu, 6 Jan 2000 14:03:24 +0900

葛貫です。

MSNニュースに
「サルに学ぶ母性の社会学」という霊長類学者セーラ・フラッファー
・ハーディさんのインタビュー記事がありました。
http://journal.jp.msn.com/worldreport.asp?id=991230ns_monkey&vf=1

「人間の子育てには周囲の協力が必要 で、それを得るために、
母親は何らかの「取り引き」あるいは「妥協」を必要とする。
この支援のシステムが崩壊すると、 親身になって世話をして
くれる人がいなくなり、子供の発達が阻害され、自己中心的に
なったり、他人の立場になってものを考えられなくなる可能性
がある。極端なケースでは、他人に共感することがまったくで
きない子になる。 人が生まれながらにして共感を育む能力を
持つとしても、その能力が花開かないとしたら、この形質は
子孫に受け継がれない。 相手に共感するという人間特有の
感情を失うと、いま私たちが考えている人間とは違う生き物に
なってしまうだろう。 」というような内容でした。

自他の区別がなく、責任の所在がはっきりしない日本の「村意識」
のようなものは好きになれないのですが、個を確立した上で、
明瞭会計な(?)取り引き、妥協をすることはできるのかも、とも
思いました。




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