[BlueSky: 1151] Re:1149 東京大停電騒動


[From] suka@nacri.pref.nagano.jp (SUKA, Takeshi) [Date] Mon, 29 Nov 1999 13:44:19 +0900

佐川さん みなさん
          須賀です。
佐川さん:
> 今回の事故の、マスコミの報道を見ていて、あきれてしまい
> ました。
>
> 東京で消費される電力は、福島県や、福井県、等の地方から、
> 遠路はるばる膨大な量の電力を送電ロスによって失いながらも
> 送電線によって供給されているのですが、あるニュース番組の
> キャスターが、今回の事故で、そのような電力供給の事情を
> 初めて知ったと(今まで知らなかった)と、テレビで平気な顔で
> 言っていたのでした。
>
> そういうのは、「良くない」と思います。

なるほど。佐川さんのあきれられるお気持ちはわかるような気が
します。わたしはそのときの「顔」を見ていないので、それにつ
いてはわかりませんが。

でも、考えてみれば、今まで知らなかったことを、正直にしらな
かったとみとめたのはいいことだとも思えます。知らなかったの
に知ってたふりをする方が、テレビ局やキャスターの体面は保て
たのかもしれませんが。でも佐川さんは、知らなかったこと自体
を「良くない」とおっしゃっているのですよね。それについては
わかります。わたしが考えたのは、知らなかったのは事実だから
仕方がないとして、知らなかったと気づいたときにどうするのが
よかったか、ということです。

まちがいに気づいても、まちがいがなかったことにして、虚偽を
かさねてしまう、という事件はよくみかけますよね。役所がそう
いう体質をもっていると、批判されていますし、そういう批判は
当たっている面があると思いますが、マスコミや一般の企業や個
人でもそういうことがないか、ちょっと気になりました。自分に
そういう習慣がないか反省しながらいうのですが、環境問題につ
いて率直に考えようとするときのつまづきの石が、その場とりつ
くろうため一見ささいな虚偽をかさねてしまう習慣にもふくまれ
ているのではないかと、考えてしまったのでした。

Takeshi SUKA
Nagano Nature Conservation Research Institute (NACRI)
E-mail: suka@nacri.pref.nagano.jp



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