[BlueSky: 1063] Re:1062 DDT使用禁止に?


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Wed, 3 Nov 1999 16:52:07 +0900

葛貫です。

今日は良い天気で、昨日夫が買ってきたデジカメを持って子供達と近所を散歩
しました。ヒガンバナはとうに終わってしまいましたが、アケビがなっていたり、
ジョウビタキにお目にかかれたり、まだ、近所に季節を感じることができるものが
沢山あることを嬉しく思いました。栗ご飯も2回食べたし。
今年は、松茸には縁がなかった。松茸の学名、変わってしまうんでしょうか。

細谷さん:
>このニュースの日本での扱い方はどうでしたか?
>一応こちらではそのニュースの映像を1回ほどテレビで見ただけです。新聞
>は読んでないので分かりません。

私は、新聞の記事で見ました。
(あまり、大きな記事ではなかったように記憶します。)
場所がニューヨークだったので、日本との行き来も多く、もっと、大騒ぎになる
のでは、と思ったのですが、あまり話題にならなかったように思われます。
エキノコックスが本州に進入したという話も、もっと話題になるかと思いました。
マスコミの関心が臨界事故の方に集中していたのかもしれません。

昨日、見た、http://www.primate.gr.jp/yamanouchi/88.html
には、「(ウエストナイル)ウイルスは冬眠中の雌のイエカで持続しうる。
卵巣を介して感染した蚊の幼虫、慢性感染した脊椎動物(多分、鳥や蛙)も
伝播にかかわる。慢性感染した渡り鳥が持ち込む可能性もある。そうなると
現在アフリカで非常に増加しているウエストナイルウイルスがこの2,3年の間
にヨーロッパに流行を引き起こすだろう。」という、コメントがあり、日本には
いってくるのも時間の問題なのでは、と思いました。
早めに対策をたててほしいものです。

>薬品による人体への影響と,生態系への影響が心配になりました。

直面しているウイルスの危険性と、薬品の人体や生態系への危険性を天秤
にかけるしかないのでしょうね。(どちらがましかという選択になってしまうのかな)
中澤さんが【1057】で仰しゃっていた「生態リスク評価」が適切にできるように
なるといいですね。

昨夜、大島泰郎さんの「巨大衝突と生命進化」という話をテレビで放送してい
ました。学生のころ大島さんの古細菌に関する講義を拝聴する機会に恵まれ、
人にとっては苛酷な環境でも、その環境に適応した反応系さえ持ち備えれば、
それが、その生物にとって「普通」の環境になり、「生命」は成り立つんだ、
と目から鱗が落ちる思いをしたことを憶えています。
番組の終わりの方で、「人類の技術の進歩により、今迄は避けられなかった
小惑星の衝突等という地球規模の災害さえも避けられる可能性がでてきた。
地球上の生物の進化の劇的な転機となる外的な要因を制御できるようになっ
たあとは、社会的な進化が生命の進化の主題になるのだろう。
今、私達は、その過渡期にいる。」というようなことを仰しゃっていました。
過渡期をうまく乗り切ることができるか・・・・・・。

Y.Kuzunuki <kuzuny@geocities.co.jp>






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