[BlueSky: 875] Re:832 「人間中心思考の排除」の考え


[From] GENNGOROU@aol.com [Date] Fri, 10 Sep 1999 23:58:21 EDT


喜多さんへ。

                ゲンゴロリンです。
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喜多さん(832):
> GENGOROUさんのおっしゃる事と少し違うかも知れませんが,
> 私も「心眼」の様な物を体験した事があります。

実は、美術の世界での「心」を喜多さんに、お聞きしたいなあと
考えながら、将棋や武道の世界での「心眼」を書いていました。
というのは、私は、まったく絵が苦手です。
よく展覧会に連れて行かれるのですが、ピンときません。。
先月もダリ展に行きましたが。まったく絵で感動がでません。。
音楽は、ビシバシ感じるし、分かる気がするのですが、、、
それと、陶芸も好きなのですが。。
そうそう、岡本太郎の展覧会もずいぶん前に行きました。

なんか絵を見ると、理屈で考えてしまいます。
ダリ展で物(島、岩)が浮遊している絵を見ながら、理屈で考えて、
おお!物が浮かんでいることで、逆に重さを気にしちゃうなあ・・
なんて考えたり、時計が溶けている絵(ダリ展にはなかったけど)
を見て、ああ、時計を止めていることで、逆に時間のながれが感
じさせている、そう考えるとそう感じました。。
とにかく、絵は理屈でみてしまいます。

> 始めて描くと不思議にも,誰でもこれが「自分の顔」に似てくるのです。

ああ、なんか、これ、分かるような。。興味があります。
もしかすると、自分を参考にして、相手を知ろうとするためかも
しれません。。

> 又,そのテクニックによって,平面の紙に描かれた立体が,もの凄い
> 迫力となって「立体」として迫って来るのです。その内,唯の「石膏の
> 像」でしかないまがい物なのに「その物の心まで」表現出来る素描が出
> 来上がるのです。

そうなんですか・・・やはり。。そういうことが、あるのですね。。
そこに私がいたとしても、私にはおそらく喜多さんのようには感じられ
ないと思います。。

> 名前を出して何ですが,東京芸大などに行かれる方の中には,既に
> 入学される前に「教授以上」に「心」まで表現されたデッサンを描か
> れる人も多いとか。
> 例えば,音楽学校等でも,18歳22歳位の年齢は,既に「最高」の
> 物を備えられる年代なのです。

ゴッホの耳を削いだ後の自画像には、すこし感じるものがあるのですが、
それは、ゴッホの生涯を、私が知っているからで、、しょう。
そうなんですか、、絵には心を描けるのですか・・・
弓道、剣道、柔道、将棋での心眼は、まあまあ「うんうん」と理解で
きるのですが、まったく絵での心眼が、、わかりません。。
私が、絵を苦手とするわけです。
芸術と武術では、こころはこころでも、また、ちがった
能力があるということになるのでしょうか。。
絵画は、やはり、心を表現する手段なのでしょうか。。
ときどきですが、、5月ごろの若葉の季節に、風景をみて、
ああ、これを描いてみたいなあ!!と思いますが、、
描けない。。
文学は言葉で表現しますが、絵画の世界は、色や形で・・・
うーーん、、、絵の世界が私には分からない。。。

まだ、絵についておもしろい話があったら、どうか
また、教えてください。聞きたいのです。
あるいは、絵の見方なども教えて欲しいです。
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genngorou








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