上岡さん
須賀です。ご返事ありがとうございました。
須賀:
> ロックとエコロジー。面白い話題だなあ。ロックに興味をもつような最近の
> 若いヒト(わたしは34歳なのでジョン・レノンの定義ではもう終わってる?)
> は、エコロジーにも興味をもっているんですか?
上岡さん:
> まあロックといっても日本では大衆音楽ですから。それぞれだと思います。
そうでしょうね。でも、米国などではロックが大衆音楽じゃない面もあったん
ですか? ある種の文化的・風俗的な革命をになう媒体だったという意味?
須賀:
> > 60年代、70年代に米国でカウンター・カルチャーがもりあがったとき、環境
> > 保護運動、ベトナム反戦運動、公民権運動などが、ロックやヒッピーなんかと
> > 雰囲気的にむすびついていたというイメージがあります。
上岡さん:
> 大きな意味ではその流れがアメリカのエコロジー運動やこうして僕らが恩恵を得
> ているオンライン文化などにもつながっていったという話です。日本でも同じよ
> うな流れがあるようですよ。有機農産物の宅配を仕掛けた方々や環境問題の本を
> 出されている出版社の方などにも学生運動を経験された方も多いようです。
なるほど。やっぱりそうだったのか。日本のそういう方の肉声なんかもきいて
みたい気がします。
上岡さん:
> まあシステムに対する反抗ですよね。だから環境ファッショのような流れが今後
> 生まれるならロック魂を持った人はそうした反応もするんじゃないでしょうか。
> でも、環境破壊を生み出すようなシステムには元々、俺たちゃ入ってないぜとい
> う意識を持つミュージシャンもいると思いますけど。
あ〜、そういう「俺たちゃ入ってないぜ」というミュージシャンの方たちに
青空メーリングリストの歌をつくってもらってシャウトしてもらったどうで
しょうか。洒落にもならんか。(泣)
上岡さん:
> でも、ナウシカやトトロを見て育った世代がミュージシャンなどになっているこ
> とを考えるとそうしたメッセージを持った歌が世に出ていくことも多くなるんじ
> ゃないでしょうか。
よし、そのひとたちに期待しよう。
上岡さん:
> これまではイデオロギーを持った環境保護が主体でした。たしかに須賀さんが言
> うような質的な転換が必要なのかもしれないですね。
うん。上岡さんみたいなひとに、わたしはとても期待しています。
それではまた。
須賀 丈(すか たけし)
〒381-0075 長野市北郷2054-120
長野県自然保護研究所
TEL:026-239-1031
FAX:026-239-2929
e-mail:suka@nacri.pref.nagano.jp
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