[BlueSky: 719] 遺伝子操作で賢いマウス誕生!


[From] yuichiro komiya [Date] Thu, 2 Sep 1999 12:05:55 +0900

今日(9/2)の朝日新聞に、遺伝子操作で賢いマウスをつくり出す
ことに成功した、という記事が載っていました。

http://www.asahi.com/0902/news/national02049.html


記事によると、実験に成功したのは米プリンストン大のJ・Z・
チェン氏らの研究チーム。同チームは、1つの神経伝達物質の
受容体が普通のマウスの2倍もあり、学習能力や記憶力の高い
マウスを遺伝子操作でつくり出すことに成功したそうです。

以前、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」という
小説を読んだことがあります。この小説は、外科手術によって
マウスの知能を増幅させる技術が開発され、それが人間に適用
されて、知的障害者が天才になる、という話なのですが、小説
と同じことが起こる世の中になったんですね。

「共有地…」の問題もそうだと思うのですが、科学技術の発達
で人間の力が大きくなり、環境に及ぼす影響が無視できなくなっ
てきたために、昔では考えられないような問題がいろいろと起
こってくるのだと思います(移動手段の発達で、観光地に大勢の
人が集中し、環境破壊が進む、とか、漁獲技術の発達で、一つ
の種を滅ぼしてしまうほど乱獲が進む、とか)。

今回も、小説のように、この技術を人間に応用するかどうか、
ということで議論が起こるでしょうね。それが果たしていいこと
なのかか悪いことなのか、僕も考えていきたいと思います。











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