[BlueSky:06808] ビッグイシュー日本版144号


[From] jce00700@nifty.ne.jp [Date] Sat, 19 Jun 2010 11:27:08 +0900

青空MLのみなさん

横山です。自分で投稿するのは本当に何年ぶりでしょうか・・・
街角で売っている「ビッグイシュー」のファンなんですが(売り子さんに
出会えない時は何号かに一号の歯抜けになることも)、先日秋葉原の中央
改札口で出会いまして、買った144号特集「いま、南アフリカ。めざす和解
と多様性」号で「おっ!」と言う記事を幾つも見つけまして、久しぶりに
お節介の虫が・・・

改行も含めて原文を書き写しご紹介します。
世界短信(WORLD STREET NEWS)
■英国、フェアシェアの取り組み

 英国チャリティ団体の「フェアシェア」は
食品飲料連盟と協力して「10000パレット・
チャレンジ」を立ち上げた。これは、食品
業界に対し、廃棄物に対して責任をもち、
廃棄処分を免れた食品を受け取るひとの数を1
日当たり6万人に倍増させようと働きかけ
るものだ。
 フェアシェアのCEOトニー・ロウは語る。「食
品飲料業界では、調達と製造の段階はかなり
倫理的になりつつありますが、廃棄となると
話は別で、ほとんど対策がなされていません」
 企業はフェアシェアに対してお金を払って
あまった食品を引き取ってもらうのだが、それ
でも在庫を抱えた末に廃棄処分するよりは安
上がりとなる。
 英国では、推定年間37万トンもの食品が、
ラベルの貼り間違いなどの理由で、まだ食べ
られるのに廃棄されている。一方、日々の食
事にも困っている人々は400万人を数える。
(The Big Issue) 

■ボリビア、世界民衆会議開催

 4月19日から22日にかけて、南米ボリビア
のコチャバンバ市にて、気候変動と母なる大
地の権利に関する「世界民衆会議」が開かれた。
 この会議は、事実上失敗に終わった、昨年
末のデンマーク・コペンハーゲンにおける
「第15回気候変動枠組条約締結国会議」に対
抗したもの。ボリビアのエボ・モラレス大統
領の呼びかけで、126ヵ国から先住民をはじ
め、市民活動家、科学者など1万5千人が集
まった。
 モラレス大統領は、「マザーアースの権利」
を提唱している。この概念は、1948年に国連
で世界人権宣言が提唱されたのと同様、地球
(自然)にも人類同様の権利があるという考え
方だ。最終日には「コチャバンバ合意」を採択。
資本主義や過度の成長路線からの脱却がうた
われた。
 プエルトリコから参加した先住民タイノ族の
ヴェネッサ・イナルネキアは語る。「私たちは
地球を敬愛する先住民の考え方を示したいと
思います。人類は地球なしには生きられません
が、地球は人類なしでも生きられるのですから」
(参照:World people's conference/http://pwccc.
wordpress.com/)

その他にも、

ドキュメンタリー映画「Food, Inc.」
工業化された畜産や農業の背後に、
”不愉快な真実”

や、

特集「いま、南アフリカ。めざす和解と多様性」
自由とは、自分の鎖をはずすだけでなく、
他人の自由を尊重し支える生方
−マンデラの描いた南アフリカ社会と今
(by Yazeed Kamaldien)

私は人間になった I became a human
−「ない」ものではく、「ある」ものに目を向ける
(津山直夫)

などなど
他にも一杯心に残る内容でした。
興味があったら街角で売り子さん(赤いキャップを被っている人が
多い)に声をかけてみてください。バックナンバーも持っている
ことがあります。

お騒がせしました。ではでは・・・


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