[BlueSky:06767] イノベーション担当大臣宛て


[From] 荻野 行雄 [Date] Thu, 6 Aug 2009 18:41:32 +0900

 荻野です。

 先月引き合いに出したページの主さんがされている
<mixi の、「石油減耗時代」コミュ>で教えてもらった情報をもとに
「内閣府 科学技術政策 ご意見ご要望フォーム」
http://www8.cao.go.jp/cstp/goiken.html
の「ご意見ご要望受け付けページ」に以下の内容を送信しました。

 何ほどの意味があるかどうかわかりませんが、なるほどと思っていただければ、同じように送信していただくというのは、どうでしょうか。だめ?

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内閣府 科学技術政策
 イノベーション担当大臣 野田聖子 様

 昨年出版された「地球最後のオイルショック(新潮選書)」等、石油生産の「ピーク・アウト」及びその後の社会崩壊が、10年を切るようなごく近い将来に起こるとの予測があることは、御承知のことと存じます。
 最近 IEAのチーフ・エコノミストもまた、世界の石油生産量は2020年にピークを迎えるとの予想を表明した由。
http://wiredvision.jp/blog/kanellos/200908/200908040836.html

 太陽光発電・風力発電など、現在進められている代替エネルギーでは、土地面積に対する効率が悪いなど、石油に代わるメインのエネルギーにはなリえないことも理解されているものと存じます。
 環境エネルギー政策研究所 の「2050年自然エネルギービジョン」
http://www.re-policy.jp/index.html
においても、「自然エネルギーの供給ポテンシャルを最大限考慮した各自然エネルギー関係団体による個別のシナリオをベース」にしてすら、2050年の一次エネルギー供給比率において風力・太陽光は合わせて 17%に過ぎず、石
油・石炭・(天然)ガスになお 35%依存と見込んでいます。

これでは、時間的にも量的にも、全く間に合わないと思われます。

 このような状況を覆すには、
「海流(黒潮)発電 + 深海水汲み上げプランクトン養殖(バイオ燃料・食糧・炭素素材原料)」
しかないのではないでしょうか。

 黒潮には、風力発電最適地並のエネルギーの流れが、幅100km 深さ1km そして数千kmの長さに渡り、連続的・立体的に24時間365日とぎれることなく存在しています。また深海水の養分は無尽蔵であり、広大な海で植物プランクトンに陸上での100倍ともいわれる効率で光合成を行わせえれば、あらゆる資源の枯渇に対応できるはずです。 


 「最先端研究開発支援プログラム」への応募研究課題のなかには、

・メガワット級海流発電システムの海中姿勢制御の研究
・藻類オイル生産の高効率化のための基盤技術開発
・海洋砂漠緑化計画(ラピュタ計画)-永久塩泉による無動力湧昇海洋深層水を用いた貧栄養海域肥沃化の実証-

 といったものもあるようです。ぜひともこの方向に、国家の存亡をかけて取り組んでいただきますよう、お願いいたします。


 宮崎県綾町尾立 荻野行雄
http://yukio123.cocolog-nifty.com/blog/t01.html



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