大塚さん、皆さま、おひさしぶりです、葛貫です。
Kimio Otsuka さん wrote:
> 食糧といえば、数少ない自給できている作物である米はバイオエタノールの原
> 料になると思いますが、あまりそういう話は聞かないですね。日本の米はまだま
> だ高いと言うことなのでしょうか。
> 減反政策を転換する好機だと思うのですが。
そうですね。
古米を原料とする研究も行われているようですが、コストが見合うでしょうか。
燃料としての販売価格を抑えるために税金が投入されることになるかもしれま
せんね。
最近、バイオエタノール製造について、ちょっと調べていました。
稲の利用については、農林水産省の農林水産技術会議の下記のサイトに載って
いました。
新たな用途をめざした稲の研究開発(平成18年度版)
5.新たな研究展開
(2)稲のバイオマス利用に向けて
http://www.s.affrc.go.jp/docs/report/report18/no18_p9.htm
植物バイオマスの利用については、下記のサイトによくまとめられています。
「グリーンバイオ分野の技術戦略マップ」
http://www.nedo.go.jp/roadmap/2005/data/gree_general.pdf
新聞等を見ると、燃料、発酵、自動車等、関連企業が、遅れをとってはならじ
とバイオ燃料に関する研究を進めているようですが、「エタノール混合燃料が
自動車用に広く普及した場合、ガソリンのみの燃料使用時とは別の健康被害が
発生する恐れがある−。」という予測をした研究者がいるようですね。
エタノール燃料の「健康リスク」警鐘 米研究者
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200704200045a.nwc
コスト、世界の食糧事情、環境への影響、いろいろなことが絡み合っている。
どのように動いていくのか、気を付けていないと。
何よりも消費エネルギーを減らすことを考えるのが基本かも。
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