[BlueSky:06638] Re: 局所豪雨


[From] "genngorou" [Date] Fri, 15 Sep 2006 01:42:07 +0900

酒井さん、はじめまして。
よろしくお願いします。

> 局所豪雨,集中豪雨のニュースは毎年のように報道され,
> 「ここ数年間で,土砂災害の危険が一番高くなって・・・」
> 確かにアメダスなど,観測システムの整備により
> 詳細(局所)なデータが取得出来るようになりました.

> しかし,毎年,報道されていると・・・
> ゲンゴロウさんが言われているように,もともと降雨には
> 局所的というかムラが多いように思います.

> 山間地の土石流危険渓流は,流域面積1km2(1km×1km)
> ぐらいのものも多く.アメダスの密度では計りきれないでしょう(^^ゞ
>
> 報道に頼ることなく
> 地域に伝わる,知恵を大切にしたいですね.

「地域に伝わる知恵」は、ホントに貴重な情報なのでしょう、、
が、しかし、それが重視されない状況が、今の社会には、
ガッツンコと固定されてしまっているような気がします。

地域の知恵と言えば、実は行政などが持っているのではなく
山で言えば、山で長く働いてこられた方々に言い伝えられる
伝承の中に過去累積された知恵があるのでしょう。
しかし、情報化社会の中で、この手の情報は、なかなか伝わら
ないのではないでしょうか。

現代の情報は、人間が媒介するのではなく、紙やハードディスク
によるので、人間関係に依存する情報伝達ではないために、
情報の集積段階で、素人化が起き、結果、膨大な情報がただ
集積され、結果、伝達の仮定で、情報自然淘汰が起こり、
情報無知の状態が社会に起きているのかもしれません。
簡単に言えば、「情報には愛が必要」ということでしょうか?

もう少し、簡単でなく言えば、「情報は受け手の状態も大切だが、
情報所持者が強い情報発信意欲を持ち、情報発信者となり、
『これは相手に伝えないと危険だ!』という他者への愛に裏打ちされた
情報伝達行為によって、情報伝達は機能する。」でしょうか。
興奮して、言えば、
「情報は愛で、愛は志向で、志向は意識の元で、それはすなわち
人間的な行為で、とにかく、お節介と言われようと、アホだと思われ
ようが、思いこみと言われようが、何がなんでも言う。そして、
情報淘汰は、その中で受け手に任せるというおおらかな気持ちを
持つ。」なんてことでしょうか。。。そして、科学志向はその次!つうことで・・・

土砂降りの雨の中、川の中にテントを張り、結果、家族が濁流に
流されてしまう、、なんていう悲惨な事件が起きてしまいますが、
身近に「うるさくおしゃべりなおじさんやおばさん」がいて、
それらの人が、大切に思われるような庶民社会があれば、
情報は流れ、結果、避けられる災害もあるかもしれません。
なぜか高度情報化社会の中では、基本的な情報無知人間が生まれ、
さまざま、愚かな事件が頻発するのは、こんなことがあるかもと・・・。

そのアホな人間ということで、更に語れば、
本来、もっとも高等な教育技術が必要な児童に、学問に興味もない
初等教育教師があたり、結果、科学的な思考の種が蒔かれないなどという
問題も、私個人的には危惧してきました。

−−−−
ところで、話がかなり脱線してしまったので、改めて、
話を大塚さんの「問い(お題)」にもどすと、
考えれば考えるほど、けっこう難しい内容です。

ニュースや天気予報で局所豪雨と言うけれど、
まず、それは、
ニュースとして取りあげられることによって目立つことなのか?
あるいは、近年目立って局所豪雨による雨量が増してきたのか?
が定かに分からないということであり、
次に、仮に近年、局所豪雨の雨量が増している場合の話として、
それは、人間文明のもたらしている温暖化のせいなのか?
あるいは、自然現象として大きなサイクルの中の出来事なのか?
が定かでないということであり、
また更に、温暖化ということも、
本当に、大気中の二酸化炭素の増加によって温暖化が起きるのか?
それとも、大自然は自然治癒的に温暖化を起こさないない?
ということも定かでなく、
更に更に、だいたい、大気中の二酸化炭素の量は増えているのか?
それとも、経済摩擦の材料として化石燃料のうんぬんが言われているのか?
などなど、まったく何も定かになっていないという問題提起になっているのでしょうか?

範囲が広すぎて、難しい。。。

> 土石流も地すべりも,造山運動のひとつでして,
> 自然の営みですね.また,地すべり地などは
> 山間地にあって,湧き水が豊富だし,地形が複雑で
> 生物も多様であります.
> 生き物にとっては,住みやすい環境なのかも知れません(^_^)b

これ、なるほどぉぉと思いながら、意外なお話でした。
「地球は生きている」という意味なのでしょうか?
造山運動で山がモリモリと盛り上がれば、崩れることも起きる
という話であれば、山崩れは雨だけが原因ではないということに
なり、なるほどなぁ〜と、目からウロコでもあります。
これこそが、「地域の知恵」的な内容かと、ちょっと感動しながら拝聴です。

そういえば、
道路に埋没していた水道管を鉛管から銅管に変更している
水道工事を野次馬していたときに、掘り出された管が、
どれもウネウネと曲がっているのに驚き、聞き訊ねると、
「そりゃ、土は動くからね」と、至極当然の様に言われて
ビックリしたことを思い出しますが、ほんとにそうなので
しょうか?また、同じ様なことなのでしょうか?
だとすると、土木工事は、自然の大きな動きを止める
ということにもなり、こりゃ〜、ほんとに大変  ということになりますねぇ〜。

> そうなると,いかにして土砂災害と共生するかですね.
> 私たちが立てる防災計画もそちらの方向に進んではいるのですが,
> 最終的には,ハードに頼ることが多くなってしまいます.

「土砂災害との共生」は、想像が出来ません。
それは、「土砂災害は自然の営みだから、死んでも仕方がない」
という、達観も含まれるのでしょうか?
というか・・・、日本の地形では、ほんとに、防げるものではないな、
と思わずにはいられないのですが。。。

> 現在の計測システムや技術では,土砂災害発生を予測することは
> 不可能なんですねぇ・・・(^_^;)

なるほど、、ねぇ〜。。。

−−−
そういえば、秋の次は冬で、冬の豪雨は豪雪になるんですねぇ〜。。
新潟の人たちは、また、大変になるのでしょうか。


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