[BlueSky:06636] Re: 06635 局所豪雨


[From] "genngorou" [Date] Mon, 4 Sep 2006 04:52:20 +0900

ブルースカイMLの皆様、こんにちは!
またまた雑談的になってしまいますが、ゲンゴロウです。

大塚さん、私のエサ(お題)をありがとうございます。

【大塚さん】
>  豪雨で関西線が止まっているというニュースが流れていますが、
> アメダスのページ
> http://www.jma.go.jp/jp/amedas/
> をの11時の降水量分布を見て、まさに極めて局所的な豪雨だと思いました。
>  このところこういった局所的な豪雨の話題が多いように思います。
>  これも気候変動と関わりがあるのか、観測網が細かくなったから明らかになっ
> たことなのか・・・
>  皆さんのお考えはどうですか?

考えてみました。 いつものごとく、つらつら、ふらふらと考えた結果の
ご報告をさせていただくと、「局所的雨」の範囲が大きくなったために
「局所的豪雨」になったのかもしれないなぁ〜などと思いました。

考えるきっかけが与えられたことで、考えただけなのですが、雨は、
「雨足が麓(ふもと)から追いかけてくる」などというような表現が
何かの文学作品にあったように、雨はもともと局所的な現象なのだと
思います。けっして一県を丸ごと飲み込むほどの雨雲(雨現象)は、
ないのだと思います。
近くに買い物に出た家内から電話で、「すごい雨なんだけどクルマで
迎えに来てくれない?」などと言われ、「へぇ、こっちは降ってないけど
ねぇ〜」などというような会話が交わされることもあり、古来から(?)、
雨は実に局所的なものであり、かつ、それが生き物のように移動する
ものなのだなと思います。

すると、気になるポイントは、その局所的な雨の量が昔よりも強く多く
なったのか、それとも、「局所範囲」が広がったのか、あるいは、その
両方が起きているのか、ということになるかもしれません。そこで、アメダス
の観測装置の守備範囲を考えてみると、どうも20キロごとに設置され
ているようなのですが、それが「どうなのか?」を考えてみますと、
まず、その半径20キロの広さは、一つのカタマリの雨雲の大きさより
も、はるかに大きいようなので、もしかすると、アメダスに観測されない
一時的な大雨もあるな気がします。
次に、その半径20キロの範囲は、アメダスの守備範囲の広さと考え
がちですが、実は、アメダスは、たかだか20センチほどの雨を受けて
の観測だということです。野球に例えれば、目隠しをした外野の選手が
20センチのグローブを天にあげて受け取れるタマの数で、半径20キ
ロの守備範囲をカバーできるのか?!!ってことになるでしょうか?
とにかく、この二つのことによって、時空のトリック(?)が起きている
ような気にもなります。

余談ですが、トリックというものは大変なもので、「オレはアホじゃない!
天才だ!」と思っている人(←私か?)ほど引っかかるようで、大自然と
か生物界に隠されたトリックが存在するとすれば、優れた科学者ほど
引っかかっている可能性があるのではないかと思ったりします。

話を戻して、アメダスの観測装置の設置間隔が雨雲のそれより大き
く、さらに、その守備範囲がたったの20センチということで、巨大な
普通の雨雲(←変な表現か?)が局所的に見える豪雨を作り出して
いるのかもしれません。実は、昔よりも巨大になった雨雲が、集中豪
雨の正体なのかもしれません。

−−−
話は別ですが、我が家は雨水を貯めてそれで生活用水の1/4ほど
をまかなっているのですが、その雨水を貯めているタンクの底には、
真っ黒な粒子状の泥?が溜まっています。また、クルマを雑巾などで
拭くと、そのゾウキンも黒く汚れます。これは、私の子どもの頃の京浜
工業地帯にもなかった現象で、なんなんでしょう?タイヤのすり減った
粒子でしょうか?ディーゼルの排ガスでしょうか?
とにかく、こういう粒子状の物質が空中を舞っていれば、空中で水蒸
気は雨ツブになりやくなるとのことなので、以前よりも、空気中の個体
粒子が増加していれば、それに比例して雨は多量に降るのかもしれ
ません。
と、中国が大変な経済発展をしていることを聞くと、その中国では何が
燃やされ、その燃焼後の物質はなんなのか?が、ちょっと気になります。
なにしろ10億を越える人間の営みが、お隣の国にあるのですから・・・。

−−−
ところで、集中豪雨と聞けば、それがニュースになると存在するようで
すが、ここにもトリックはあるでしょう。これは、簡単なトリックなので
周知されている事だと思いますが、ニュースにならなければ集中豪雨
は存在しないようです。近年、局所的な豪雨が存在しはじめている背景
には、その影響である「土砂崩れ」、「洪水」「浸水」などがありますが、
それがなければ、山奥に土砂降りの雨がふろうが、まったく認知され
ないと思います。・・・つまり、崩壊するような土木工事とか、水の流れる
場所を造成し、住宅を建てることをすれば、おのずと集中豪雨が出現
するということでしょう。
もともと日本など、雨水が流れない場所がないほど、全土が河のような
もので、関東平野などデカイ扇状地で、どこを河を流してもよい権利が
雨水にあるようなものですので、ちょっとそれをバカにして、油断すれば、
集中豪雨怪獣(笑)が出現するのではないでしょうか。

集中豪雨怪獣は、かわいそうな怪獣でもあります。人間の治水の責任
をなすりつけられたり、人の油断から加害者とされたり、、実に、かわい
そう。
土砂崩れの事件を見ると、その土砂崩れが起きた上部の土地がゴルフ
場であったり、高速道路であったり、また、土砂崩れの下の土地が、
砂防ダムや河川の補強工事でいじられている現場であったり・・・。
土砂崩れは、下から崩れるようで、地盤の下や、傾斜地の足もとをすく
われたりして起きているように見え、土砂崩れの原因は、けっして集中
豪雨怪獣のせいではないと思いながら、「まったく、人間はずるいな、
人間は自然に対しては無力ですなどとアホなフリまでして、トリックに引
っかかっているふりをする人間までいる」と思ったりもします。

「科学的な根拠」という考え方が、憎むほど嫌いな私ですが、できるだけ、
論理的(?)になるように考えてみました。いかがでしょうか(苦笑)





--------------------------------------
For All Sports Lovers!
http://pr.mail.yahoo.co.jp/yells/



▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。