こんにちは、葛貫です。
澤口さん wrote：
> なんにせよ、見せ物芸で気を引こうというのは理科で突出し
> た傾向のように見えます。
> 科学に夢を託せなくなった時代の表象かも知れません。
もっと、身近な生活の中で見出せる科学的な現象、それを糸口に世
界をみてみるような方が、身につくような気がするのですけれどね。
中学校の国語の教科書に寺田寅彦の「茶わんの湯」というエッセイ
が載っていました。30年以上たった今でも、ゆったりと茶わんの湯
を眺める時間ができると思い出します。一杯の茶わんの湯から、
難しい言葉を使わずに、陽炎や、モンスーンへと話を展開していく
寺田寅彦の筆致、すごいなぁと、ため息が出ます。
「茶わんの湯」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2363_13807.html
子供用の付録付き科学雑誌でも、非日常なものを引っ張ってくるの
ではなく、例えば、ロゲルギストの「物理の散歩道」を、もう少し
やさしくshow upしてみせるようなアプローチの仕方もあっていい
のでは、と思いました。生物系の題材は難しいかな。
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