[BlueSky:06463] マンモスと象牙と愛知博


[From] Kimio OTSUKA [Date] Fri, 08 Jul 2005 22:14:20 +0900

大塚です

先週末、関西に行ったら、スーパーの浴衣売り場で「コンチキチン」(京都の祇
園祭につきものの音楽(お囃子?))が流れていました。
そう、七夕を過ぎると、祇園祭の山車と見物人に梅雨の最後の集中豪雨が降り注
ぎ、そして夏がやってきます。

今年は梅雨の前に 36℃の真夏がやってきましたが・・・

さて、納涼か「ゆるい」のかわからない話題ですが、

「愛 地球博」で冷凍マンモスをご覧になった方はいますか?
どのような解説がついていたか教えていただけませんか?

私は非常勤で環境がらみの講義を持っているのですが、その中で冷凍マンモスに
ついて以下のような話をしました。

  ・・・・
冷凍マンモスが最近いくつも見つかったのにはわけがある。つまり、
1) マンモスを探す人が増えた(探索努力の増加)
2) マンモスが見つけやすくなった
ためだと考えられる。

1) は象が乱獲されて、象牙の取引ができなくなったので、その代替としてのマ
 ンモスの牙の需要が増加したためであり、
2) は最近の温暖化で凍土が溶けて、埋もれていた冷凍マンモスが地表に現れて
 きているためである。

70年の万博の目玉だった月の石は科学の進歩を象徴していたが、今回の万博の目
玉はいろんな意味で人類が環境に与えている負荷の象徴である。
  ・・・・

で、当の会場ではどのような紹介であったか興味があります。

大塚公雄
東京医科歯科大学
PS.
東京が 36 ℃だったちょうどその時、研究所の職員全員が集まる会議がありまし
た。節電のため冷房は入らず、開けた窓からは熱風が吹き込んで来て、北海道出
身の人は死にそうなっていました。



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