荻野です。
尊厳死、しかもALS関係ですか。
こういう問題が難しいのは、
1 「尊厳死をどう考えるか」
2 「自分と違う考えが、公的な社会制度の中で、
認められることを許せるか」
という本来別の問題がごっちゃになってしまうのが、
一つの原因だと思います。
「1」は、生とは、死とは何かということが解らなければ、
本来明確な結論を出しようはないと思われます。
「2」は、社会システムと個人の間の自由度の問題で、
議論できるのは、こちらだけと思われますが、「夫婦別姓」の
議論でも、この部分だけを純粋に追求するような態度は
みられなかったように思います。
ALSのような難病患者を念頭に置いて考えると、
尊厳死を認めるとしても、本人の意思確認をどう行えばいいのか。
ぎりぎりの瞬間の意志変更なんか了解できないのじゃないかとか。
技術的な課題が出てきそうですね。
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