ブラックバスに関してはブラックジョークがアメリカ東部で起こっています。
数年前から雷魚が野生化して、ブラックバスの地位を脅かすのではないか
と危惧されているのです。雷魚騒ぎについてはその詳細をドキュメンタリー
として書いた本が出ていますが、最近になって再び開放系の水域に出て
騒がれています。あちらでは雷魚が「フランケンフィッシュ」などという
空恐ろしいあだ名までつけられていますよ。
Scientific American の最新号に、この雷魚騒ぎのニュース記事が出ていました。
Snaking Its Way In
Feared snakehead fish sets up house in the U.S.
東京に住んでいた子供の頃、雷魚はよい遊び相手でした。
多摩川で稚魚の群れを追いかけまわしていました。
その後の雷魚は、一部で定着し、ルアーフィッシングの
ターゲットとして愛好家もいるようです。しかし、その
外来種としての地位はたいしたことないみたいですね。
英語の名前がこわいのと、陸上を移動できるなどと
いう情報が独り歩きして、アメリカでは恐怖の魚になって
しまったようです。日本では先輩の移入種である雷魚が
後輩のブラックバスにとって代わられる危機にある？
今回の環境省リストの詳細はまだ見ていませんが、
雷魚はどうなったか興味があります。
山口正士
903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原１
琉球大学理学部海洋自然科学科
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