[BlueSky:06302] Re: 06244 ちがう人間


[From] Minato Nakazawa [Date] Wed, 29 Dec 2004 19:33:24 +0900

中澤です。ご返事がずいぶん遅くなってしまいましてすみません。

> ネーミングが面白いのは内容がいまいちお粗末だったりしますが・・・
そうですね。でも,ネーミングのうまさが人心に訴えかける力たるや
大変なものがあります。ヒトはわけのわからないものに名前をつける
とわかった気になって安心できるといった人がいましたね(誰の言葉
だったか思い出せないんですが)。自分で名付けなくても,ステレオ
タイプを受け入れると,「わかった気になって」安心できるところが
味噌です。実はその概念把握が人によって違っていたりして,意思
疎通に支障をきたすことがよくありますよね。

> そう言えば、昨夜ホクレン会長の矢野さんから、「普通の小学校の給食に白米を
> だしたら、何と20%の子供しか食べない」、
それはびっくりですね。我が家の子供たちは白米はご馳走だと思っている
ので,大喜びで食べますが。

> 「何と20%の子供はコンビニ弁当をそのまま、60%はご飯だけ炊いておかずは、
> お惣菜だった」
忙しいんでしょうねぇ。我が家の場合は,大抵,ぼくが塩を振って握って
海苔を巻いたお握りと,妻が作るおかずというパタンになっていますが,
時々一人で両方やると(逆に両方やってもらうことももちろんありますが)
時間がかかるので,例えば6時出発の場合は4時半には起きなくてはいけなく
なります(妻は手際がいいのでもっと短時間でできますが)。ぼくは睡眠
時間が短くても平気なので苦にはなりませんが,それほど体力がなかったら,
やっぱりできないんじゃないかと。
自分で作るほうが美味しいし,素性がわかっているから安心できますが,
楽な方を選びたくなる気持ちもわかります。

> 「黄土高原生態文化回復活動シンポジウム」
ちょっと話はずれてしまうかもしれませんが,
黄河の断流は年を追うごとにひどくなってきていて(*),それを
解消するために三峡ダムとか長江の水を引いてくる大運河とかが
計画されていますが,そういう大規模な環境改変がなされてしまった
ときに(逆に,なされなくても,断流が続けば,やはり環境は大きく
変わってしまうわけですが),ミクロなレベルで地域社会はどうやって
適応できるのか難しい問題だと思います。

(*) http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/200prob/210envi/211watr/water/watercn.html

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Minato NAKAZAWA, Ph.D. <nminato@med.gunma-u.ac.jp>
http://phi.med.gunma-u.ac.jp/
Assoc. Prof., Gunma University Graduate School of Medicine
Socio-Environmental Health Sciences (Division of Public Health)
Showa 3-39-22, Maebashi 371-8511, JAPAN
at 18:38:08 on 29 (Wed) December, 2004
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