[BlueSky:06095] 虫虫・・・9.11に思う その1


[From] "genngorou" [Date] Sat, 11 Sep 2004 10:52:35 +0900


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虫は虫なりに一つの考え
     ・・・9.11に思う その1
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 旅客機が乗客を乗せてビルに飛び込んだことも、そのビル
が何千人もの人間を含んだままに崩れ落ちたことも、私の脳
が理解するには、あまりに悲惨で、とても信じられないことで
した。そして、その出来事が全世界にLIVE中継された中で起
きたことに、さらに驚かされました。

 あの9.11事件を理解するためには、さまざまな事柄につ
いて触れなければならないようです。その一つが、まさに、あ
のツインビルの存在です。あの建物はアメリカだけでなく、
国を超越し、しかも様々なものの象徴だった様に思えます。
(現在の強者世界の最たる企業の、超エリートの脳が、あの
ビルの中にはあった。)

 アメリカに起きた9.11事件は、愛する者を失った者にとっ
ては、確かに理不尽となるでしょう。もともと死を超越できない
人間にとっては、死自体が理不尽なのですから、殺される理
由のない殺人によってかけがえのない人の死を与えられた
ことは、理不尽以外の何ものもないことでしょう。

 しかし、あの出来事が起きた理由・原因は、明確にあるよう
です。きっと、あのビル崩壊で愛する者を失った犠牲者こそが、
怒りや悲しみの中で、それを知っているのかもしれません。そ
の理由・原因を受け入れる過程で、向け所のない怒りと悲しみ
が起きているのかもしれません。

 アメリカが国際的な優位を保つために、世界のシステム、ル
ール、思想、主義を、アメリカ型に変革せざるを得ないことは、
アメリカ国民が認めていたり、あるいは黙認していることの様
です。あの9.11の出来事は、それへの「抗い(あらがい)」
であることも、アメリカ国民にとっては、認めようと認めまいと、
今や明白な事実だと思います。

 なぜ?愛する者の命を奪われたか、また、なぜ?遺族という
犠牲者になってしまったのか?という問いと、その答えが、今も
アメリカを揺さぶっているようです。そして、それは、今もアメリカ
に多大な被害を与えているようです。

 しかしながら、私には、それさえも、どうも表面的なことのように
思えてしかたがありません。

 あの事件以前、私は、大統領に就任したブッシュの演説を聞い
て、「こんな言葉を吐いて、とんでもないことが起こるのではない
か?」と考えていました。そして、あの事件以後、私は、「あ〜、こ
れで、ブッシュの思うつぼだ」と思いました。
ブッシュの「カモーン!」と言うがごときの好戦的な演説と、それ
以後のブッシュの自信満々の顔は、これからの世界を想像させ
ます。

どうも、歴史を見ると、他国への戦争は、その国の中の問題を
反らすという目的があります。リーダーに大きな支持がないと、
そのリーダーは強い支持を得ようとして自らの力を見せる場を
プロデュースしようとするようですが、正に、ブッシュは判を押す
ようにそれをやった気がします。

−−−つづく−−−






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