[BlueSky:06093] Re: 怒りと自然と人と神。


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Fri, 10 Sep 2004 12:21:27 +0900

こんにちは、葛貫です。

ゲンゴロウさんwrote:
>  もしも、自分に迷惑をかけた「相手」が猿だと、、どうなるかと
> 言えば腹も立つ。カラスだとどうなるのでしょうか。イルカだと。
> 馬だと。アリだと。。風で飛んできた看板だと。洪水だと・・・・。
> もし、迷惑な犬がいたら、人間はどうするのでしょうか。

以前、子供達と、イヌは飼い主になつくと、イヌの方が気を遣って
くれるようになるけれど、ネコは飼い主の方がずっと気を遣い続け
なければならないような気がするね。なついたり、何か芸をしたり
することもないクラゲを飼うのは、イヌやネコを飼うのとは違うも
のを飼い主が求めているんだろうね。なんていう話をしたことがあ
ったのを思い出しました。

>  もしかすると、人間は自分に都合の悪いこと、あるいは自分
> を苦しめたこと、あるいは、苦しめるだろうこと、に対して、とに
> かく何とかしようとして、、、
> ・「簡単に対処できる相手」に対しては、強制、抹殺、消去し、
>  怒りは生まれない。
> ・「簡単に対処できない相手」、猿やカラスや人間に対しては
>  腹を立てる。
> ・「全く対処できない相手」、自然現象には、理性的、科学的に
>  対処する。。
・・・中略失礼・・・
> 「怒り」って、、頑張る人につきものなのかもしれません。


昨日、家の近所の土手を通ったら、ツルボの淡い紫色の花の合間か
らヒガンバナがスクッと茎を伸ばし紅い花を咲かせ始めていました。

飛行機が激突した米国の巨大なビルが崩れていく生々しい様子が、
生々しく何度も何度も繰り返し映し出したされていたころ、崖一面
に咲いてたこの紅い花が、吹き出している血のように見え、とても
怖かったことを思い出しました。あれから、もう3年経つのですね。

理不尽と思われることに直面した時、怒るか、悲しむか、自分自身
では選べないのかもしれませんね。「頑張る」は「我を張る」に
つながるという話を何処かで聞いたことがあるのですが、「我に正
義あり」と怒っている人って、遠慮会釈なく猪突猛進できてしまう
ものなんですね。もう、怒りが鎮まめ、その背後にある悲しみと向
かい合っても、いい頃なのではないかと思うのですが、身体全体で
味わった恐怖に根ざす感情について、それを味わったことのない者
が、あれこれいうのは、ある意味傲慢だし、せんないことなのかも。



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