葛貫です。
いろいろあるんだろうなと想像してはいたものの、具体的な数字に
驚いています。
澤口さんwrote:
> 野菜は市場要求量に対して生産が2割過剰であれば半額になり、
> 2割過少であれば小売値が倍になるという世界なので、長期安定
> 性はのぞみづらい品目です。
安値になり過ぎないように生産調整が行われているのですね。
大規模産地の場合、廃棄をどう分担するか、農協で決めたりするの
ですか?
> ちなみに、うちが道の駅で売っているキャベツは1個80〜100
> 円、庭先取引なら20円といったところです。
うちの近所には葡萄、梨等の果樹農家があるのですが、銘柄ごとに
1kgあたりの小売り価格が決まっていて、近所でとれたものは、
スーパーで買っても、近所のどの農家の庭先で買っても、同じ価格
です。他の地方でとれた葡萄を青果市場から仕入れた場合は、売り
手が価格を自由につけられるなんてこともあるのでしょうか。
(ブランド化されていないってことになるのかな。)
> スーパーの直接仕入れならおそらく農家手取りは1個10円を切っ
> ていると思います。
[BlueSky:06021]に書いた「農薬は減らせるか 〜大キャベツ産地の
挑戦〜」という番組を見た時、連作障害が起きている地域では、
農薬にかかる費用は農家にとって大きな負担になって、じり貧に追
い込まれており、それから脱却するためにも減農薬が可能な農法を
探しているような印象を受けました。手取り1個10円を切るキャベ
ツを生産して、農家はそれなりの利益が得られるのでしょうか。
> 仕入れ原価の大部分は選別・梱包や輸送・陳列の費用ですね。
こういう部分で、人が雇用されたり、作物の差別化が行われたりし
ているのでしょうね。
生鮮食品の価格が決まっていく過程は、ブラックボックスだなぁと
思います(^^;。
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