[BlueSky:06049] Re: 株式会社による農業経営が解禁


[From] daphnia@crux.ocn.ne.jp [Date] Thu, 12 Aug 2004 12:17:15 +0900

こんにちはさがわです


葛貫さんwrote:
> これからは、インターネットへの接続環境等のインフラさえ整えれ
> ば、就学、就労に対する自由度は増えるのではないか、と思ったの
> ですが、如何なものでしょう。


全体の雇用が縮小してしまえば多少の自由度の増加なんてあまり意味
がないんじゃないでしょうか

教育にしたって、どんなにインターネットが発達しても「同じ志を持つ
仲間が同じ場所に集う」ことの意義・魅力は色褪せることはないでしょ
うし、それを求めて田舎の若者が都会へ出ることは、まったく健全だと
思います



> 3月に農業情報学会の「総合討論 食・農・環境を調和するIT農
> 業への取り組み 〜「普通の農村がITでどのように復活を遂げる
> か」実証実験〜」というシンポジウムを聞きに行きました。

農林統計協会の「『ITの現状と食料・農業・農村』によれば
http://www.aafs.or.jp/books/ISBN4-541-03087-X.html


ケータイの普及で、不倫がしやすくなって離婚が増えたとか・・・・・・

それ以外には、今のところ、目だった変化はないようですね

自家用車や電話の影響力と比べたら、ITの影響はずっと少ないと思い
ますよ




> 全国の耕作放棄地や過疎地が皆、足並みを揃えてというのは無理な
> 話で、「できる人が、できることから」なのだと思いますが、やる
> 気のある地元の人、縁あってそれに連なるよそ者達が、どう農村を
> 演出していくのか、そういうプロセスが発信され、うちもできるこ
> とからやってみるかいな、と他の場所を元気付けることができたら、
> 素敵だなと、その後の進展を、楽しみにしています。


もうそろそろ、そういう農業や農村に対する幻想は卒業していただき
たいなぁと・・・


地元の人にとっては、ごく単純に日常の生活の場であって、それ以上
でもそれ以下でもないんですから(実際には“それ以上”と“それ以下”
のアンビバレンスな感情が混じり合っているのですが)



たとえば、ある大都市の「ひまわり団地3号棟」に住んでいるとして

> 全国の団地・マンション住人が皆、足並みを揃えてというのは無理な
> 話で、「できる人が、できることから」なのだと思いますが、やる
> 気のある団地の人、縁あってそれに連なるよそ者達が、どう「ひまわり団地3号棟」を
> 演出していくのか、そういうプロセスが発信され、うちもできるこ
> とからやってみるかいな、と他の場所を元気付けることができたら、
> 素敵だなと、その後の進展を、楽しみにしています。


なんて、言われたら、正直なところ「ウザイ」でしょう?

農村の住人といっても半数は《非農家》だし十人十色なんですから、
そのように十把一絡げに捉えられると、ちょっと「・・・」です





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