[BlueSky:06047] Re: 06044 安全と安心、平和と安心


[From] "genngorou" [Date] Wed, 11 Aug 2004 23:12:50 +0900


ゲンゴロウです。

葛貫さん:
> [BlueSky:06036] 虫虫・・・「心的な疎集団と密集団」を読んで、
> [BlueSky:06026]で書いて下さった安心と安全の違いについては、
> 「日本の食は、衛生管理や様々な規準値の制定によって、客観的に
> 見れば、世界で一番安全な食といえる水準にあるけれど、完全に安
> 全な食は、地球上に存在しえない。消費者が、不安をいだくかどう
> かは、生産者、流通業者、国や自治体が、私を裏切らないと思える
> かどうか、お互いに信頼できるコミュニティーの一員であると思え
> るかどうかに負うところが大きい。」というようなコメントがあっ
> たな、と思い出しました。

なるほどね〜。。。ふーむ。。です。
「完全に安全な食は、地球上に存在しえない」など聞くと、なん
か、そういう食を人間は摂取してきたのですから、私の体が健
康であれば、よほどのひどいことがない限り、ほとんどの食物
は安全ということになり、安心できますので、そういう情報は貴
重であるなと思いました。
で、
考えてみると「安全」は、「何が」と問えば、「食物」という「物」
ですよね。で、「安心」に対して、「何が」と問えば、「人の心」
なのでしょう。そういうことなのですね。。よく分かりました。

ところで、
「国や自治体が、私を裏切らない」と思えるかどうかは、難しい
ことのようですね。原発事故など、このMLでも、「事故は起こる
わけがないから起こらない」と言った意見があったあとから、日
本での原発事故が相次いでいます。それを教訓に考えると、
安全と安心は一体ではなく、「安全を信じ、安心と思い油断する
と、その心に、すぐに不安がやってくる」ようです。それは人の持
つ危険回避能力が常に作動しているからでしょう。そういう意味
で、平和指向と同じように、「安心、平安」という人の心を対象と
する取り組みは、達成という時点がない取り組みであるな、、と
思います。つまり、仮に現時点で食が全て安全であったとしても、
安心は生まれず、安全を見張る組織があり、その組織が信用さ
れる組織で、ずっと活動を続けることでしか安心感は維持できな
いようです。で、あると、その組織は美しいというイメージも必要で
ある気がします。「食の安心協議会」のHPはとっても美しく感じま
すので、合格かな(^^)・・・と、消費者の意見。。




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