[BlueSky:06042] Re: 株式会社による農業経営が解禁


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Wed, 11 Aug 2004 15:22:38 +0900

葛貫です。

さがわさん wrote:
> > 企業の利益にみあわないけれど、農業の持つ多面的機能を維持する
> > ために、農作を続けてもらうことが望ましい地域には、税金を使う
> > 必要もあると思います。
>
> ついつい、そう言いたくなるんですが・・・
>
> そういう所で「誰」が農業をするのでしょうか?

> そういう所って、たいてい就学・就労の機会に乏しいのですが、
> そういう所に若者をとどめておくことは良いことでしょうか?

> 「誰」の所に“自分”や“自分の子ども”を当てはめてみると
> 実感できると思います

そうですね。

そういう地域は、今迄は、就学・就労の機会に乏しかったかもしれ
ませんが、これからもずっとそうで、先細る一方なのでしょうか。

これからは、インターネットへの接続環境等のインフラさえ整えれ
ば、就学、就労に対する自由度は増えるのではないか、と思ったの
ですが、如何なものでしょう。

3月に農業情報学会の「総合討論 食・農・環境を調和するIT農
業への取り組み 〜「普通の農村がITでどのように復活を遂げる
か」実証実験〜」というシンポジウムを聞きに行きました。

耕作放棄地や過疎地を、21世紀の日本のフロンティアとして捉え、
このフロンティアに情報技術と様々な夢・感性・知・職が集めて、
魅力的なライフスタイルと農業を生み出そう、というような試み
らしいです。

「世の中(農業界?)を変えるのは、よそ者か、若者か、バカ者だ」
という言葉があるらしいです(^^;。

全国の耕作放棄地や過疎地が皆、足並みを揃えてというのは無理な
話で、「できる人が、できることから」なのだと思いますが、やる
気のある地元の人、縁あってそれに連なるよそ者達が、どう農村を
演出していくのか、そういうプロセスが発信され、うちもできるこ
とからやってみるかいな、と他の場所を元気付けることができたら、
素敵だなと、その後の進展を、楽しみにしています。


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