[BlueSky: 601] Re:596 お礼


[From] GENNGOROU@aol.com [Date] Wed, 25 Aug 1999 11:35:34 EDT


関様へ

                ゲンゴロウです。

「お礼」、、ありがとうございます。

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関さん(569):
> やっぱり、錆ですよね。おいしい水は、蛇口から出てくるまで油断ならない。で
> も、鉄の錆なら、鉄分補給になるかな(笑)。

> ところで、以前に、自由なグループづくりのなかで、悪魔になった少女の話があ
> りました。とっても印象的でした。

あの話、私が考えたのですが、実は、本当にあった話を元にしています。

私自信、遠足などのグループ行動がある前に、先生が
「好きな者でグループを作りなさい」という声がとても嫌いでした。
私、たらい回しにされ、とても、悲しくなった覚えがあるからです。

で、数年間前に
今の小学生はどうかなあと、気になり、子ども達に聞きましたら、
ほとんど「好きな者同士の決め方」とのことでした。
で、子ども達に「そのときどうやって好きな子を選ぶの?」と聞きましたら、
「好きな子となんて、一緒になれない。」との答えでした。

みんな、友達を取られないように、あるいは、自分が「排除」されないように、
一年中、そのことで頭が一杯だということでした。

排除されることを怖がって、仲間から外されることを怖がる男の子などは、
無理に仲間を作って、その延長上に虐めがありました。
このことに気がついた子の中には、泣きだすこもいました。
で、学校では、この「好きな者を選定するグループ決め」
つまり、「子ども達に嫌いな者の基準を作る方法」を、やめました。
やめるだけでなく、先生が、子ども達に「やらない!」と宣言すると、
なんと、クラスの人間関係が見事に穏やかになりました。

しかし、今では、また、ほとんど、この方法です。

子ども達の、「排除されたくない!」という気持ちが、
小さな胸を苦しめていることを思うと、泣きたくなります。

−−−−

> 自由って難しくて、責任を引き受けなくてはならない。
> 先生が決めていた時は、文句やら何やらが先生に集中する。自分たち
> で決めるときは、自分たちに問題がかえってくる。「自由であることが不自由」
> なんて言い古されていますが、自由を「与える」ということで、実は責任を放棄
> するということも多い。悪魔になった少女の話って、教室の中のことだけでな
> く、子育て全般にみられることかな?

ほんとうに、自由は、むずかしいです。
もう、むずかしいことだらけですね。。

人間の考え違いや、落とし穴は、どこにあるか分からないなあと、
思ってしまいます。

-------------

> 私は、遊んでばっかりいる子供に「勉強しろ」といいたい。決して勉強ばかりし
> ている子供に「遊べ」といいたくない。反抗ばかりしている子供に「言うことを
> 聞きなさい」といいたい。従順な子供に「少しは反抗したら」とは言いたくな
> い。

ほんとうに、、、
そう、です、ねえ・・・。。

> 子供は好き勝手に、自由気ままにあるもので、そこに道徳やら倫理やらで規
> 制をかけていくのが大人の役割。時期がきたら、きっと反抗するでしょうが、自
> 分の責任において別の選択をしたらいい。そのときに、はじめて子供のなかに自
> 主性とか、自由とかの意味が生まれるのではないかと思っています。(そうあっ
> てほしい)

傷つけあいながら、修得するものなのでしょうね。。

> とはいえ、自由って難しい。子供も難しい。だいたい、嫌なところ、気になると
> ころは、私に似ていたりするから、始末に負えない。反省。

まったく、
ただ、ただ、反省の日々です。。

*****余談ですが、、*******

よく、「子どもの視点で物を見ろ」といいますが、
わたし、この言葉に、「方向」という言葉を加えてもらいたいです。

子どもが見ている物事を見るとき、子どもに向き合うのではなく、
子どもの横に寄り添い、同じ方向を見ないといけないと思うのです。

すると、不確実で先がどうなるか分からない、また、変化の速い社会は、
明るい未来なんてとんでもなくて、「真っ暗」に見えるのです。
大人が、子供時代を見ると、その方向は子どもの見る方向とは逆で、
何とも明るくすばらしいんです。
人間は、どうも、先を見る目があるおかげで、
人の心は、目で見ている物の明るさに影響を受けるようです。

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genngorouでした。


















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