[BlueSky:05981] Re: 都心の温暖化


[From] "genngorou" [Date] Thu, 15 Jul 2004 23:24:16 +0900


こんばんは。ゲンゴロウです。

葛貫さん:
> >今朝、ニュースで放送されていたのですが、汐留では、水を保水す
> >る性質をもった舗装(保水性舗装)を施した道に、下水を高度処理
> >した再生水を散水することで路面温度を下げる実験をしているよう
> >です。
> > http://www.gesui.metro.tokyo.jp/jigyou/kanho/kensetsu/kensetsu08.htm

大杉さん:
> こんな取り組みもあるようですよ。結構楽しそうです。浴衣着るとか。
> 大江戸打ち水大作戦
> http://www.uchimizu.jp/yobikake.html

ヒートアイランドについて、いろいろ考えていたのですが、結果、
「やっぱ打ち水でしょ!」という結論に、私の中ではなっており
ました。なので、この「大江戸打ち水大作戦」には、かなり感動
してしまいました。しかし、よ〜く読んでみると、私としては、また
また、ちょっとと思えるようなことが、やはりありました。
「打ち水大作戦」は試みを始めたばかりなので、いろいろな制
約もあり、きっと今はそれの調整段階なので、完全なのではな
いのかもしれません。水をさすつもりはないのですが、思うこと
があると、どうしても言いたくなります。

昼間に「打ち水」をするとムアーとするだけで、水を撒き続けな
ければならなくなり、それなりの効果を得るには、かなり水の
無駄遣いになりそうだと思いました。有効なのはやはり陽が傾
いてからのひと撒きの水なのではないかと。

> 国土交通省の荒川下流河川事務所が、その効果の調査計画を
> 立てています。
> 打ち水の重点地区と効果測定方法について
> http://www.ara.or.jp/arage/uchimizu/
> 効果の試算について、平成16年3月の土木学会水工学講演会で発表
> されているそうです。(上記サイトの最後のリンク)

行政が「打ち水大作戦」をやり、民間がその検証(体感)する
のならピンと来るのですが、なんか官民が逆のような。。
打ち水は、撒いた家は地域はその恩恵を受けにくいので、都
市全体が行わなければならず、これこそが行政向きの仕事で
はないかと。。。なんか民間がそれを堂々とやっているのは、
今的だな〜と思いました。

だいたい、それに「効果測定」なんてしなくても、体験できるちゅ
ーの!という感じです。水を撒けば揮発熱で熱エネルギーが
物質の状態変化に使われるので、大気の温度を上げずに気温
が下がるのは、もう分かっているはずなのだから、「実験をやり
たいのか!?」「学生気分か!」「科学的な測定資料がないと
行政は動けないのか!」と言いたくなります。
石原パフォーマンス大好き都知事(←私、こいつ嫌い)は、こう
いうことをやれ!ちゅーーの!
(と、あえて素人の考えを興奮気味に言ってみた。)

−−−−−

葛貫さんwrote:[BlueSky:05975]
>> 普通の下水処理水だと、散水濾床処理をしているような感じになっ
>> てしまうのでしょうか。
>> 雨水利用では、水量が足りなそうですね。

佐川さん:
> 高度処理しないで、それこそ道路を散水濾床に見立て、散水するのが
> 良いと思うのですよ(近所の人や運転手には、大迷惑でしょうが)。
> 道路の冷却と処理水の高度処理ができて一石二鳥ですから。

> > 排水処理の現場にいらっしゃるさがわさんが、間違っていると思わ
> > れる「何か」って、何なのかな・・・。

> 見た目がなんとなく“打ち水”風なので、つい騙されてしまいますが、
> 結局は“電気”で冷やしているんですね。
> 道路の撒く水を、上水の高度処理にも用いらているオゾン処理(電気の塊!)
> するなんて、フェラーリで近所のコンビニに買い物に行くようなものです。
> そんなことをするくらいなら、“打ち水”に使う分だけ節水して上水を
> 散水するか、近くの河川から水を引いてきた方が、まだマシじゃないで
> しょうか。

佐川さんがおっしゃる意味は、「わざわざ散水のためにオゾン処理
をする」という前提で話して居られるのだと思います。確かにそうで
あるなら、エネルギーを使った冷房を回すために廃熱が生まれ、そ
れを冷やすための水を大電力で作るということでは、ほんと、悪循環。
しかし、どうやら、オゾン処理は、処理水を使う使わないに関係なく、
行われ始めているようです。その話をちょっと。
                   ↓
下水にもオゾン処理がされているのは、私は知りませんでした。
調べてみると、どうやら私の住む地区の下水もオゾン処理さ
れているようです。処理水は「せせらぎ」なんていう方針で地域
に小川を流し始めているようです。
その人工の小川を覗くと、藻がすごい勢いで育っています。か
なりの栄養価が残っている水を処理場は流しているのでしょう。
・・・ということを考えると、
オゾンにて上水のように飲料用にもできる程の完全処理をし
ているのではなく、処理が間に合わないので、電力にものを
言わせて、オゾン処理をしているのではないでしょうか。
というか、オゾン処理技術自体に、何か、電力使用とか、建設
などの利権などがあるのかもしれません。
とにかく、
下水処理の、オゾン処理は、処理水を使おうが、使うまいが、さ
れているようです。要するに、使うために処理をしているのでは
なく、海や川に流せる状態にするためだけに処理しているようで
す。(きっとこれも建前だろうな〜。。。)
ということで、
それを散水に使うということと「オゾン処理」とは切り離して考え
るべきことのようです。
ということで、河川や海に流す前に、申し訳ないのですが、水に、
もう一働きしてもらって、地面やビル外壁を冷やすために使用さ
せてもらいないかと思います。
つまり、どうせ流す水ならば、どんなに利用しても電力の無駄
遣いにはならないのではないという意味において使用したいと
いう考えです。
というより、
都市の冷房という大量のエネルギー使用を防止するためにも、
散水(打ち水)として使った方が、水も川も海も大気も人も喜ん
でくれるのではないでしょうか、というコンセプト(発想)で。。。

ろころで、
調べてみると、東京の都市部の潜熱(人工発生熱?)は降り
注ぐ太陽光線の50%もあり、新宿副都心では太陽エネルギ
ーと同じだそうです。ホントかよ!という想いになりますが、ホ
ントらしい。。それに加えてアスファルトやコンクリートなど、都
市を形造っている材質の蓄熱は、それが無いときと比較する
と、30%増だとか?(これじゃあ、暑いわけだ、、、。)
で、それが、打ち水で、それが解決できるのですから、下水処
理水を散水に使わせてもらいたい。

ただし、それにはさらなるInfrastructure(社会基盤設備)が必
要になるのだから、それを考えれば、下水処理場の近隣では
処理水を使い、それ意外にも、家庭の風呂水や選択のすすぎ
水も使ったほうがいいような気はします。

で、やっぱり「打ち水大作戦」がいいな〜と思うます。但し、夕方
の散水。。。


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