こんにちわ,MLの皆さん,喜多です。先日から,マスコミでは「中学3年の教え子を
,在学中に妊娠させ,卒業後,結婚した公立中教諭(生徒の生活指導者とか)が依願
退職し,その県の教育委員会が懲戒免職させた。」事に対し,今日の新聞にその「処
分が厳しすぎる」と,大阪市の市民団体が処分に至る資料の開示を請求した。とあり
ました。
どうも内容を読むと,その団体の代表者の言葉「適切な判断なのか明かにしたい」と
言う言葉と,記事のタイトルには相違がある様に思えてなりません。新聞によると「
処分が厳しすぎるから資料の開示を請求したのか,単に「適切な判断なのか明かにし
たい」から,資料の開示を請求したのか,そこには大きな「違い」があると思います
。「処分が厳しすぎる」は,代表者の言葉にはなっていないので,これはその新聞社
が勝手に解釈したタイトルの様に思えてなりません。
私は資料の開示は大いに請求すべきだと思うのですが,あの県の教育委員会の判断は
,むしろ「甘すぎる」と思います。「16歳になってから,その教諭と結婚した」と
あり,その生活を考えての「厳しすぎる」と言う考えなのでしょうが,これが他の生
徒に与える影響を考えると,むしろ,刑事処分になってもおかしくないし,それを受
けて生きて行く2人になってこそ,本当の結婚生活となるのではないでしょうか。
学校が荒廃する大きな要因に,先生が特定の生徒を「ひいき」する事は非常に大きな
影響があると思います。「ひいきされない生徒」は,「ひいきする先生」を嫌悪し,
社会の「ずる賢さ」を憎み,性格まで歪んでしまう。その逆に「私もひいきされたい
」と,自分がその「ひいきされる得な生徒」の側に回りたい,そんな感情にもなるの
です。
大阪市のその資料の開示を請求した市民団体が,教育現場の改善に取り組む「子供の
為の民間教育委員会」だと書いてあります。だから多分,私はそこが「教育委員会の
処分が厳しすぎるから」資料の開示を求めたのでなく,「甘すぎる」のか「適切なの
か」「もっと厳しく」等の,それこそ「適切な判断なのかを明かにしたい」為の行動
だと思っています。
尚,私なら「もっと厳しく」を教育委員会に望みたい。喜多かつみ
kita katsumi kitapp@elf.coara.or.jp
「創造学級KITA ORIGINA」「誰も聞いた事のないコスモムジカ」
URL http://www3.coara.or.jp/~kitapp
「創造空間」&「蔵書」&「奇蹟」&「古葉書」「切手」(7,DEC,1998更新)
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